日経紙「美味なるアート十選」(2)「味覚、聴覚、触覚」(1620年頃) ヤン・ブリューゲル(父)ほか

・・・画面中央の女性は、左手にグラスを持ち、右手で生牡蠣を食べようとしている。この快楽的な饗宴には、リュートを奏でる女性と、ミンクを撫でる女性が同席しているが、それらは味覚、聴覚、触覚を象徴している。・・・

 

五感の寓意を表す絵画だが、当時としては贅の極みです。

生牡蠣を食べることも驚き~保存技術や衛生管理をどうしていたのか?。

絵画上の演出かもしれませんが、多くの給仕人が動き回り、テーブル下には動物がウロウロしていたり~と賑やかなことこの上ない。

ゆったり味わえたり、演奏を楽しめたとは思えないが、寓意・・・シニカルだからいいのか。