「能 650年続いた仕掛けとは」 安田登

・・・初めて能の舞台を見たのは、高校教師をしていた24歳の頃のことです。それまで、音楽には夢中だったものの、血道を上げていたのはジャズなどの西洋の音楽でした。能など全然観ていなかったのです。全然どころか、存在は知っていたものの「あんなしんき臭いの見ていられるか」と、どちらかというと否定的でさえありました。それがいまやその「しんき臭いの」を仕事にしているのだから人生はわからない。その最初の能鑑賞だって、高校の同僚の美術の先生が、一緒に行く人が急にだめになったからと誘ってくれた席でした。・・・(はじめに)

 

本書中にも当地金沢は能が盛んな土地~とありました。

謡が天から降ってくる~ともいわれるが、近頃は?~かなり前からそうでもなくなっているかも。

「能楽美術館」「県立能楽堂」といった施設があるのに関心がなかった・・・観光向け?かと思っていたような~。

自分周辺だけが「能」空白地帯になっているだけ!かもしれないが、本書を読んで観てみようかな?という気になりました。

知らないこと、やってみたいことがまた増えています。