日経紙連載「美味なるアート 十選」(6) シャルダン「赤エイ」(1728年)

・・・画面中央には、内臓を晒された赤エイが吊るされている。そして、その右側には鍋や水差し、瓶、ナイフなどの台所用品が、左側には、2尾の魚と牡蠣、葱、そして食べ物を狙う猫が描かれている。・・・

 

とある厨房の風景。

美味なる存在が描かれているのかもしれないが、そうは見えません。

以前に、エイを煮た料理を食べたことがあるが、匂いが気になってあまり美味しいとは思えなかった・・・。

絵の生々しさから、その匂いが漂ってきそう。

作者はシャルダン・・・芳香剤の商品名かと思った程度の薄識でした。(^-^;

この絵画には寓意はないらしいが~。(勝手な解釈)

 

エイを裏側から見るとエラや口の配置がヒトの顔のように見えます。

猫を見張っているのかも。(痛々しいが)

しかし、猫はエイには目もくれずテーブルの魚を狙っているようです・・・。

何かを威嚇しているがエイではなさそう。

猫はエイの視線?を気にせずに獲物にありつけるのか。

猫目線の美味なるアート・・・。