「日本史を暴く」戦国の怪物から幕末の闇まで 磯田道史著

・・・歴史には裏がある。古文書を一つずつ解読すると、教科書に書かれなた「表の歴史」では触れられない意外な事実が見えてくる。明智光秀が織田信長を欺けた理由、信長の遺体の行方。江戸でカブトムシが不人気だった背景、忍者の悲惨な死に方、赤穂浪士が「吉良の首」で行った奇妙な儀式、漏洩していた孝明天皇の病床記録・・・。(本書帯)

 

久しぶりの磯田先生本です~新聞広告も目立ちました。

戦国から幕末までの人物や出来事についてのエッセイ集で読みやすい。

特に「第4章 疫病と災害の歴史に学ぶ」は、本書の主命題かと思います。

これからも発生する感染症禍と自然災害への心得と備えを過去データに学ぶ。

 

興味深く読みやすいのでスラスラ読めました。

以前の磯田先生本(武士の家計簿等)より、印象が残らなくなったような気がするが・・・小ネタが目立ったから?(失礼!)。

「裏」も「闇」も、歴史に、過去に学ぶことはドンドン増えて来ます。