日経紙連載「江戸の動物画事情 十選」(5) 葛飾北斎「塩鮭と鼠」

・・・七福神のうち大黒天の使いでもある鼠は、それ自体が福をもたらす存在であり、多産ゆえに子孫繁栄や豊穣のシンボルともなった。生活上はやっかい物だったに違いないが、絵に描かれる場合には吉祥的な意味が託されていたのである。・・・

 

浮世絵師・葛飾北斎のリアルな手描き画。

奥州や蝦夷地では、鮭を恵比須の象徴とし、それにとりつく鼠を描いて「恵比須・大黒」と見立てた。

鮭も鼠も豊穣のシンボルだったのですね。

鮭が頭部しかなく、鼠にかじられてしまったかのように見えるが・・・。

さぞ塩辛い思いをしたか。

でも~記事としてはやや季節外れ感も・・・。