日経紙連載「江戸の動物画事情 十選」(9)根元常南・菅井梅関「八相涅槃図」(部分)

・・・釈迦の臨終を嘆き悲しむ仏弟子や衆生、そして動物たちがひしめくように描かれる「涅槃図」は動物画の宝庫でもある。本図は、仙台出身の菅井梅関が28歳の時に、病身の師・根元常南を助け完成させた大幅である。釈迦をはじめとする人物群像を常南が、動物群を梅関が手がけたものであろう。通例の動物に加えアシカや洋犬、さらには火喰鳥・鸚鵡・インコなど異国の鳥たちが描かれるのが大きな特徴である。・・・

 

画中の珍しい鳥についての解説はあったが~中央右手の人物の顔を持つ鳥についてはありません。

もっとも目を引くのに。

おそらく、迦陵頻伽(かりょうびんが)というらしい?。

・・・人間の女性の上半身と鳥の下半身を持つ。比類なき美声で啼くと言われており(伝承によれば「卵の殻の中にいる時から啼き出す」とされる)その美声を仏の声の形容とする。(ピクシブ百科事典)

描かれている他の鳥たちは実在するが、これは・・・実在したら恐怖・・・。

 

空中を舞っているのは極楽鳥(フウチョウ)だそうです。

ゴクラクトンボ~はいませんねー。(^-^;