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美しい星

本日、2月9日(火)は、館内電気設備点検のため1階部は終日、地階は正午まで休館となります。

また、クリニック棟は通常通りの営業です。

 

「美しい星」 三島由紀夫

初めて読む三島由紀夫作品。

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本書カバーでは、タイトルより著者名が目立っていますね~。

今でも、それだけ著者の影響力があるということか。

 

空飛ぶ円盤を目撃したことで、自分たちが高尚な宇宙人であることに気付いた?(と思い込む?)人々が登場するSFタッチで読みやすい小説。

 

しかし、冒頭からガツン!とまるで、頭を叩かれるような(激)文が飛び出す。

・・・数十人の死傷者を出した列車事故や、数百戸を一ㇳ呑みにした洪水のニュースをきくたびごとに、彼は身をすくめて、自責の念におののいた。

この同じ地上に住む以上、すっかり統一感を失った世界とはいえ、彼はやはりあらゆる犯罪、あらゆる不祥事に対して、無答責であるとは云えないのだ。

そうしてこういう身を裂く苦しみだけが、世界の全体感を回復するかもしれないのだ。

彼がある朝、庭の生垣の茶の花の一輪を摘むときに、この地上のどこかでは、ふしぎな因果関係によって、(おそらく摘まれた茶の花が原因をなして)、誰かが十噸(トン)積のトラックの下敷きになっているかもしれないのだ。

それでも、なおかつ、彼の肉体が痛まないとは何事だろう!

一人の人間が死苦にもだえているとき、その苦痛がすべての人類に、ほんのわずかでも苦痛の波動を及ぼさないとは何事だろう!・・・・。(P.19)

 

宗教者のように世界中の苦しみを共有し受け入れ、永遠の人類平和と安寧、地球の救済を訴える主人公の一人、大杉重一郎とその家族。

そして、同じく円盤を目撃したことで、反対に人類の滅亡を図ろうとする宇宙人の羽黒一党との対決が繰り広げられます。

両者の弩迫力激論の場面は、有名な陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地建物バルコニーでの三島由紀夫の演説シーンが思い浮かぶのでした。

 

また、大杉家の長女暁子が同志宇宙人?(金星人)に会いに訪れた、昭和37年くらいの金沢の情景がなつかしい。

当時も現在も大枠では、あまり変わっていない~かな?。

・・・兼六公園(!)から見る卯辰山のヘルス・センター・・・の表現に、しばしノスタルジーに浸るのでした。

しかし、路面電車は知りません。

 

本書が著わされて50年以上経っているが、地球は「美しい星」に向かっているでしょうか・・・。


新年困辛悔・・・

某新年懇親会で司会をすることに。

司会コメント原稿が用意されていたので、読めばいいや~と呑気に構えていました。

 

前半の講演会が予定より長引いてしまい10分遅れスタートです。

各テーブルの着席状況を見て、2~3席空いている(ように見えた)が、始めてもイイだろうと原稿に沿ってコメントを始めました。

しばらく話していると・・・ザワザワ~?。

ン!よく見ると中央のテーブルに空の2席が・・・主賓格の講師と主催会の長が不在だった!。

しばし中断!、しばらくして、その席も埋まり再開することに・・・。

他に来賓紹介も1名抜けてしまったし、踏んだり蹴ったりの大失敗・・・いや大失態。

油断!緊張感欠如!・・・しかない。

コメント原稿がある安心感のため原稿の再点検をすることなく、始めてしまったのがイケナカッタ。

 

後半でリカバリーしたつもりだが・・・ゴメンナサイ。

 

懇親会後の二次会でも、この話題が出て再び平身低頭でございます。

(; ̄〇 ̄ )


覚醒

やっと見てきた、「STAR WARS フォースの覚醒」。

熱狂的な騒ぎは去ったのか?劇場には10名足らず・・・。

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冒頭、「STAR WARS」ロゴがスクリーンにバーン!と現われ、テーマ曲が流れると、トリハダ立ちます。

ゾクゾクしながら長時間凝視状態。

気が付けば、首や肩が固まっていたのでした。

作品の評価はさまざまあるでしょうが、初めて「STAR WARS」を見た時のワクワク感はそのままです。

 

また、当時のネタが随所に散りばめられていて、オールドファンはニヤリ・・・。

惑星ジャクーの砂漠に横たわるスノーウォーカーに歓喜!。

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モス・アイズリー宇宙港で見た、酒場のバンドみたいなエイリアンも登場。

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ファルコン号の銃座照準器モニターがそのままだったり~。(’70年代っぽい)

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機内のホログラムチェスが懐かしい。

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後半の攻防戦は、デス・スターのトレンチでの戦いを彷彿。

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懐かしさを投入することで、オールドファン?の覚醒を図ったのかもしれない。

 

・・・初めて「STAR WARS」が公開された時は、純粋なSFファンタジーだった気がします。

多くの反乱軍兵士やストームトルーパーが戦いの中で倒れていくが、流血シーンが無かった。

だが、今回の作品では新キャラのフィンが被るヘルメットに血が・・・。

 

映画といえども、戦いはナマナマしくなければならない。

残虐な帝国軍兵士も、ひとつの生き物だったという当たり前のことが、強調されていたことが印象的でした。

巨大な帝国軍VS小さい反乱軍の構図。

 

映画には政治的意図は無い?と思う・・・。


世界企業

シャープの高橋興三社長は同日、東京都内で記者会見を開き、これまでもテレビ向け大型液晶パネルの生産工場を共同運営している鴻海(ホンハイ)について「信頼関係は醸成され、互いにリスペクト(尊敬)しあっている。新たな商品を一緒にやれば大きなシナジー(相乗効果)が出せる」と発言。交渉に「社内外の(人材などの)リソース(資源)をかけている」と明らかにした。(2016年2月5日 北陸中日新聞朝刊)

 

経営再建中のシャープが台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下に入る可能性を伝える内容です。

経済のトップニュースですが、記事内容より社長コメントに横文字が多いなぁ~と思いました。

そのまま「尊敬」「相乗効果」「資源」と言えばいいのに・・・。

 

世界各地に展開する大企業だから英語は必須~なんですが、海外企業傘下へ入る準備も折込済みだった?。

グローバル企業という言葉があるように、「国」と「企業」の関係はどんどん希薄になっていくのでしょうか。

日本の企業・台湾の企業・他の国の企業~といった国での括りではなく、液晶パネル製造企業の〇〇〇、家電製造企業の※※※、パソコン製造企業の△△△のように、企業が提供する商品やサービスで括られてしまうようになって来ている。

ある国で多大な売り上げを上げながら、本社は違う国だから・・・ということで法人税を免れている某企業とか?。

タックス・ヘイブンに本社があるとか・・・。

 「国」の存在が揺らいでいる~というのは杞憂か。

そのうちに、「日本」の世界に冠たる製品やサービス・・・の「日本」部分が無くなり、単に企業名になる日が来るのかな~と、ムタムタ思ふ。


城の崎にて

「小僧の神様・城の崎にて」 志賀直哉

「城の崎にて」は、教科書で取り上げられていた?かもしれないが、つくづく~今まで何にも読んでいないな~を実感。

 

あらためて読んでみると、のんび~りとした紀行文に非ず、小動物(この場合はネズミ)虐待内容です。

他の作品でも捕まえたネコを閉じ込めておくことがあったり、人も含め生き物の生死関わる内容が目立ちます。

それだけ、作品が描かれた当時は「死」がとても身近にあった。

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「小僧の神様」はエエかっこしィの話だし、全編を通して、男と女の煮え切らないドロドロ話ばかり・・・との感想を持ったのは文学作品への失礼にあたるでしょうか?。

単に読解力が無いだけかもしれないが・・・。

しかし、その中で、現世ではギクシャクしているが来世ではオシドリ夫婦になるべく、オシドリに生まれ変わった良人(おっと)が、キツネに生まれ変わった細君に食べられてしまう「転生」は、教訓?となるような・・・ブラックユーモア満載。

 

気をつけませう。


食べ過ぎには注意しませう

某国営放送の情報番組で、チョコレートの効用が紹介されていました。

フト~思いだし、アルビスさんへ買いに行ったところ・・・カカオ配合分高めの商品が軒並み売り切れ状態。

・・・とりあえず目についたコレ↓を購入です。

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かつて、他局情報番組でのデータ捏造や過度の効用を謳ったことが問題となりましたが・・・同じ轍は踏まない?。

放送サイドと商品供給サイドとの結託も、あるある?。

 

まだまだ、マスメディア情報には優位性があることを体感しました。

結局、客観視しているみたいな自分も、情報にのせられているんですケドね。

 

う~ん、やはりチョコレートは甘い方が好きかな・・・。


春が目前

節分に、太巻きを食べるようになって(仕向けられて)います。

あちこちで販売しているが~。 

・・・しかし、例によって?アマノジャク的に好きなもの食べればイイがいやッ。

ということで、「かき玉あんかけうどん」(めん処あかさか)をいただくことにします。

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今回は、とろみが多少強めでした。

本当はバラつきがあったらイカンのですが、コレはコレで美味しいのです。

アツアツが持続します。

 

春、目前ですが、まだまだ寒い日が続きます。(そして降雪も・・・。)

この時期のベストめん~を食べる機会も続くのでした。

 

恵方巻きの原点は、エッ!、ほうナンや・・・らしい。(自主規制)


マイナス要素

雪はタマにチラチラ降る程度で、積もるほどではありません。

雪が小康状態の時期。

でも、まだまだ油断はできませんケド。

 

日が射したり雨で、除雪でできた雪山が次第に溶けて小さくなってくると・・・空き缶・ペットボトル・吸い殻・ナイロン等のゴミの数々が顔を出します。

例年のことなんですが、その都度、残念な気持ちになるのでした。

ベチャベチャになって地面に張り付いているので、尚のことキタナラシク感じます。

 

ふぅ~。

ゴミを拾いながら朝からタメ息。

コレはイケナイ。

そして、こうやって書き込んで気持ちをリセットします。

でもココは、マイナス記事の溜まり場ではありません。


如月 朔日

~名将名言録 一日一言~ 二月一日

「敬天愛人」 西郷隆盛  『南洲翁遺訓』

天を敬い人を愛せよ

 

~道は天地自然の道なるゆゑ、講学の道は敬天愛人を目的とし、身を修するに克己を以て終始せよ~

~天は人も我も同一に愛し給ふゆゑ、我を愛する心を以て人を愛する也~

~人を相手にせず、天を相手にせよ 天を相手にして、己を尽し人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし~ 

 

 

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道は長く険しいのでした。

しかし、楽しくやっていこう!。


睦月 晦日

連続した新年会が一服し、ヤレヤレ~な月末。

ストレス解消や英気を養うことが目的ですが、新年会後の二次会~三次会で、なかなか聞けないディープ?な話題に触れることも・・・。

情報交換といえば、聞こえはいい・・・。

 

夜の世界は、こころに潜む魑魅魍魎が跳梁跋扈する。

ウワサ・・・有ること無いことが飛び交うので、話すも聞くも要注意!?。

 

来月も雪をかき分け、ウワサの坩堝に身を投じる?ことになります。(多分)

今朝は快晴ですね~。

 


サクサク動く

中身をグレードアップした愛用PCが戻ってきました。

なんか重量もアップしたかも?。

プリンターをはじめとする、今までの設定はリセットされているので、使いやすいように直さなければいけないが・・・。

確かにサクサク動きます。

起動時間も短くストレス・レス。

そして、強力なセキュリティソフトがセットされていて安心です。

これで4~5年は十分使えるでしょう。

あとは、自宅のデスクトップ機を待つだけです。

コチラの方が楽しみだな~。


走れメロス

「富嶽百景・走れメロス、他八篇」 太宰 治

今さらながらに読む、1年数か月ぶりの太宰作品

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どよ~んとした、暗い作品ばかりかと思いきや、コレは面白い!。

 

「ロマネスク」の展開に、「やぁ、これは一本取られた。」と時代がかった言葉を発す。

おきゃん?なモノローグ調の「女生徒」に、昭和テイスト満載の少女漫画の登場人物を想像。

きゅんきゅん?しました。

結末は分かっているのに、「走れメロス」でハラハラドキドキし、そのオチにニヤリとさせられます。

 

心の葛藤を描かく、これらの作品は自分自身を見つめ、問い直すようでもあります。

時間が経過しても、あんまり変わらないのが人間なんだなぁ・・・。

 

学生時代にはマッタク興味がなかった文学史に登場する作品を読んでみようかな?と、少しづつ読み始めています。

そういう”時期”なんですかね。


先ず、行動!

今週初めの寒波の影響か、館内設備の一部でトラブル発生!。

応急対応と修理手配にドタバタしてしまった。

振り返ってみれば大したことはしていないが、急場しのぎなので気は焦り、右往左往です。

改めて現場確認してみると、寒波が今回のトラブルの引き金になったが、根本原因は設備の経年劣化でした。

外部からは分からないが、その内部では劣化がかなり進行しています。

他にも、危うい箇所があるかもしれないが・・・。

全面的に点検し改修するのが確実なのだが・・・現実には、モグラたたき的にトラブル発生後の対処を、速やかにしていくしかない~。(諸般の事情?により・・・。)

 

また、ドタバタはしたものの、案ずるより生むが易し。

立ち止まってアレコレ考えるより、先ず行動する。

そして行動しながら、状況に応じて対応していくことが、解決に向かう近道だということを実感。

あらためて、そう思いました。


無くても大丈夫

現在、修理のため、机の真ん中に鎮座していたノートPCがありません。

見通しがいいし、スッキリして机が広く感じる。

書類もラクラク拡げられます。

PCが無いと不便かな?と思ったが、他のPCで代用出来る作業もあり、メールのやり取りが出来ないだけで特に問題なし。

無かったらそれはそれで、工夫します。

今のところ無くても大丈夫、不便を感じていない。

PCに向かっていることで、何かしらの業務をしているように見えますが、いかに自分自身がPCで行っているように思えた業務が、とても限られたモノだったかということを身を持って実証しました。

 

でも・・・PCさんが早く戻ってきて欲しい。

 


中世騎士物語

「中世騎士物語」 ブルフィンチ 野上弥生子 訳

アーサー王と円卓の騎士・・・聞いたことはあるが、どのような人物の物語なのか?。

へえ~面白そう・・・くらいのノリで入手。

そもそも、全身を覆う重そうな鎧に身を固めた姿しか思い浮かばない「騎士」とは何ぞや?。

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~西暦五世紀頃、ローマ帝国が滅亡すると、北部ヨーロッパ諸国には国家的な政府はほとんどなくなったような状態になった。

多少とも勢力のある領主たちが、それぞれの領地内で権力を振って地方の政治を執り、たまに共通の目的のため団結することはあっても、ふだんは大方反目し合っているのが常であった。

・・・動機はなんであれ、とにかく弱いものを護ることを天職としている教会の影響があった。

最後にはいかに情欲や我意に晦まされていても、人間の心のなかには生まれながら宿っている正義感と寛大の中に、その抑制力は見出されたのであった。

この最後の原因から騎士道は起こったので、無敵の力量、勇気、正義、謙譲、長上に対する忠誠、同輩への礼節、弱者への憐憫、教会への献身等の諸徳を具備する英雄的性格の理想を造り上げた。

それはよしんば現実生活においては到達されないとしても、なお以って学ぶべき最高の典型としてみな人に承認されていた理想であった。~(P.13~14)

 

魔法使いや、竜(ドラゴン)が登場するファンタジー。

騎士同士の戦いは、文字通り互いに向き合い正面衝突し合う一騎打ち。

槍と盾が激しくぶつかる衝撃と、その音が聞こえてきそうで・・・、そして痛そう。

丸一日、格闘し合うという超人的な騎士たちばかりが登場します。

話題の映画、「スターウォーズ」のように感じる。

ただし、本書中身は単調で~血沸き肉躍る!ということはなかったのでした。(中だるみした。)

 

騎士道・・・という言葉はあるが、やっていることはかなり野蛮で、乱暴で支離滅裂なことばかり。

ヨーロッパ~英国の原点を垣間見た?。

 

とはいっても、日本神話に登場する神々も危なっかしいですけどね~。

自然に近い状態での人間の本質なのか。


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