日経紙連載「美味なるアート 十選」(3) アブラハム・ボス 五感シリーズより「味覚」(1635年頃)

・・・この絵は夫婦の食事が描かれ、妻は、左手でナプキンを持ち、右手でアーティチョークの萼(がく)をむこうとしている。一方、夫は左手でグラスを持ちワインを飲む。・・・

 

本記事のオリジナルはエッチング画の紹介ですが、ここでの掲載画像は複製品かと思われます。

絵には寓意や神話モチーフが描かれてはいないようですが、オリジナル画の下部には「過不足のない味覚はオネット(誠実な)な魅力であり、自然で合理的である」~と書かれているようです。

飽食したり贅沢するな!ということか。

画像は十分に贅をこらした家庭の食事風景ですが~。

当時の絵画にはアーティチョークがよく登場するが、あまりなじみのない野菜~ブロッコリーみたいな根野菜みたいな感じですかね。

媚薬扱いだったらしい・・・。