「小説伊勢物語 業平」 高樹のぶ子

第48回泉鏡花文学賞(令和2年)受賞作品 ~「伊勢物語 在原業平 恋と誠」を読んでから本書へやってきました。

予備知識を得ていてヨカッタ。

おそらく、いきなり本書を読んだら早々に投げ出して挫折したと思います。

ゆったりとした時間が流れる「みやび」な世界に浸るが、あらためて現代の感覚からかけ離れた~平安時代・・・それも、やんごとなき方々の世界観に???!!!。

主人公の業平って、歌人としての才能はあるが、人としてどうなのでしょうか(究極の自由恋愛、それに関わる法令違反)?・・・と感じます。

「小説伊勢物語」ですから、時代背景もあり普通の人では面白くないのでしょうけど。

まぁ~、究極のいい人・特殊な人・コンジョヨシだったのですかね(個人の感想)。

1,200年以上前の、現実感が感じられない「みやび」な世界。

ある意味、うらやましい気もチョットだけ・・・。