日経紙連載「ゆる~ぃ江戸絵画」十選(8)

伊藤若冲「伏見人形図」

伏見人形とは、江戸時代前期に伏見稲荷のお土産・縁起物として売られるようになった土人形。

若冲作の伏見人形図も人形同様に量産されたようです。

人形は七福神の一人、布袋様(ちょうど7名)。

やや肥満体の布袋様は、広い度量や円満な人格、また富貴繁栄をつかさどるものと考えられる。

伊藤若冲といえば、極彩色でダイナミックな絵を思い浮かべるが~コレは確かに、ゆる~ぃ。

見ていると心も広く丸くゆる~くなっています。