市内大手町にたたずむ洋館を見学する機会がありました。

築91年だそうです。(1930年(昭和5年)竣工)

元は医療関係者の住居で10数年前まで親族が居住していらっしゃったが、その後は無人のまま~外観は最近リフォームされたものの内装は手つかず・・・。

三階まであり、ひと通り見て回りました。(地下もあるが危ないので立ち入り禁止。)

部分的に天井の剝がれがあったり、和室の畳が浮いていたりと、傷みはかなり激しいが、ガス暖炉や洋式水洗WCがあったりして昭和初期の最先端住宅です。

まだ、今後の活用方法が未定ということでした。

飲食店・宿泊施設・事務所・展示施設・・・アイデアは湧くが、改修に多大な費用がかかりそうです。

建物の顔ともいうべきエントランス部が、通りに面していないのはイタイ (>_<) ・・・かと言って、文化財要素もあるので解体してしまうのもモッタイナイ気がする。

適切な時期に然るべき人が判断していれば、違うカタチになっていた~または何処かへ移設、ということもあったかもしれないなぁ。

 

建物の活用法・修理・解体・・・全ての建物について、いつかは判断しなければならない時期が来ます。

「正解」は無いが、誰かが判断しなければならない。

この建物にも明るい未来が訪れますように。