「歌行燈・高野聖」 泉鏡花

・・・飛騨天生(あもう)峠、高野の旅僧は道に迷った薬売りを救おうとあとを追う。蛇や山蛭の棲む山路をやっと切りぬけて辿りついた峠の孤家(ひとつや)で、僧は匂うばかりの妖艶な美女にもてなされるが・・・(本書カバー)

 

「高野聖」「女客」「国貞えがく」「売色鴨南蛮」「歌行燈」~収録されています。

各作品は短編で読みやすい?と思いきや・・・手こずりました。

幻想的な「高野聖」のあらすじは本書カバーで、ある程度はわかっていましたが、他作品は字面を追うのが精いっぱい・・・内容がよく理解できない。

そこで、ネット上から解説・あらすじを探して見直すことにしました。

これではネタバレ~読んだことにはならないかもしれないが、あまりにも難解だったので・・・。

 

とりあえず?金沢三文豪(室生犀星・徳田秋声・泉鏡花)作品の一部にはふれたことになります。

芸能や文学の素養がないと読みきれないし理解できません。

当時の読者は教養あふれる層だったのだなぁ。

それぞれ名作過ぎて・・・なかでも泉鏡花がもっとも難でした・・・(>_<)。

タイトルにあるのに鴨南蛮がなんで出てこない?・・・と思っていたくらいですから~。