「深夜残業」竹内謙礼

・・・ハマヤ水産に勤める飯尾は残業時間ゼロを目標に、子会社の米菓メーカーに出向を命じられる。ともに業務改善に取り組むのは、何よりも無駄を嫌うコンサルタントの栗林。現場との板挟みに苦しむ飯尾をよそに、社長の鶴の一声で残業禁止の方針は過激化する。・・・(本書カバー)

 

著者(コンサルタント)のメルマガで紹介(セールス)されていたので読んでみました。

重いタイトル?なのにコミカルで「働き方改革」~難しい課題に楽しく?取り組む「亀岡堂」の社員たちが描かれる「エンターテインメントお仕事小説」です。

それなのに、M&A、業務改善、コーチング、CSR、BCP・・・と、かなり盛りだくさんな内容。

 

・・・「仕事ってさ、本当は会社のためでも、自分のためでもなく、お客さんのために働くものでしょ。お客さんにどうしたら喜んでもらえるか、それを考えれば会社からも追い込まれることもなかったし、自分自身を責めなくても済んだんじゃないかなって思うの」・・・(P.222)

 

なぜ働いているのか?なぜその仕事なのか?。

平易な文章の中でも「仕事」の根幹を考えさせられます。

 

残業疲れの時にサッと読むといいかもしれません。(^-^)