日経紙連載「犬と日本人 十選」(10) 盲導犬クイールの一生

・・・日本盲導犬協会(1967年設立)によれば、日本で初めて盲導犬が導入されたのは39年、ドイツで訓練を受けたシェパード4頭であったという。戦闘で失明した傷痍軍人のためにドイツ語の命令を日本語で訓練し直して活動させた。 (中略) 子イヌの時から盲導犬としての育成、訓練、引退後の生活まで文字通り一生を描いたのが「盲導犬クイールの一生」だ。テレビ、映画の題材になり、書物の多くは学校で課題図書として採用された。・・・

 

タマに見かける盲導犬、介助犬、聴導犬たち。

よく躾けられていて、スゴイ!と思います。

愛玩動物とは一線を画す存在。

でも、その原点は「戦争」であることは忘れないでおこう。

 

この連載を通じ、あらためてイヌとヒトとの非常に長く深いつながりを感じました。

そして連載最後で、やっと選者( 溝口 元 立正大学教授 )が、社会福祉と生物学の専門家であることを知る。

タイトル「犬と日本人」はイヌが先にあります。

選者がイヌをとても大事に思う気持ちが理解できました。