また興味深い連載が・・・。

日経紙連載「江戸の動物画事情 十選」 宮岸学院女子大学特任教授 内山淳一

その(1) 酒井抱一「洋犬図絵馬」

・・・安土桃山から江戸時代にかけて輸入された洋犬は「唐犬」あるいは「南蛮犬」と呼ばれ、狩猟のみならず、将軍家や大名間での贈答の対象ともばっていた。実際、洋犬と鷹をセットで掛軸にした作品も残されており、洋犬が一種のステータスシンボルだったことを証明している。掲出の作品は、戌年にあたる文化11年(1814年)、江戸の著名な料理屋「八百善」の四代目当主が、江戸琳派の酒井抱一に描かせ、西新井大師総持寺に奉納した絵馬である。・・・

 

毛が短いドーベルマンのような犬種かと思われます。

輸入されて洋犬絵馬として残っていること、現在でも著名な料理屋であること、奉納されたお寺も立派で、すべてがゴージャスなことに感激してしまう。

ソンじゃそこらの存在とは違うぜ!・・・と、絵馬のワンコが語っています。

そして、3年ぶりに昨年までとは違う「通常」に近い形で、新年度が始まりましたー。(^^)/