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麒麟はくるか
2021年1月22日 ブログ
一週間遅れの再放送を視聴している大河ドラマ「麒麟がくる」。
いよいよ佳境に入ってきた本ドラマで、興味津々にしていた「松永久秀の平蜘蛛」を再放送の~それも録画でみます。
信貴山城の決戦はどのように描かれるのか?久秀は?平蜘蛛釜は?。
・・・結局、ドラマでは城は爆発せずに、平蜘蛛釜は破壊されることなく戦火から逃れました。
今後の展開に必要だったからでしょうか。
これからは戦国時代一番のミステリー「本能寺の変」へと向かいます。
黒幕はこの人とあの人?。
有名なエピソードである、家康の饗応に失敗した光秀はどう描かれる?。
愛宕山での連歌の会は?。
勧善懲悪とか下剋上ではない、世の中の趨勢に翻弄され、理想と現実の狭間で揺れ動き、葛藤するのが令和の光秀像なんだろうな。
マスク
2021年1月20日 ブログ
「マスク」 スペイン風邪をめぐる小説集 菊池寛
・・・スペイン風邪が猛威をふるった100年前。作家の菊池寛は恰幅が良くて丈夫に見えるが、実は人一倍体が弱かった。そこでうがいやマスクで感染予防を徹底。その様子はコロナ禍の現在となんら変わらない。・・・(本書カバー)
表題の「マスク」「神の如く弱し」「簡単な死去」の時代背景は同じかと思われます。
流行性感冒(インフルエンザ?)が絡む人生の悲喜こもごも。
・・・自分は、極力外出しないようにした。妻も女中も、成るべく外出させないようにした。そして朝夕には過酸化水素水で、含漱(うがい)をした。止むを得ない用事で、外出するときには、ガーゼを沢山詰めたマスクを掛けた。そして、出る時と帰った時に、叮嚀(ていねい)に含漱をした。・・・(「マスク」P.12)
100年前も現在も予防の基本は同じです。
「船医の立場」「身投げ救助業」「島原心中」「仇討禁止令」には流行性感冒は出てこないが(船医~は、流行性皮膚炎が出てくる)、幕末~明治初頭の時代が大きく変わったことによる副作用的な内容が興味深い。
江戸時代初期が舞台の「忠直卿行状記」は、現代にも通じる?。
そして巻末の「私の日常道徳」は作者の行動基準を記してあります。
・・・約束は必ず守りたい。人間が約束を守らなくなると社会生活は出来なくなるからだ。従って私は、人との約束は不可抗力の場合以外破ったことがばい。ただ、時々破る約束がある。それは原稿執筆の約束だ。これだけは、どうも守り切れない。・・・(P.210)
何かが大きく変わると時代も環境も全てが大きく変わるが、100年~400年以上経っても、人間のやる事為すことはそんなに変わらないのでした。
モチロン、感染対策もです。
雪への備え?
2021年1月19日 ブログ
まだまだ~冬本番なので、総括するには早いが忘れないように。
①建物併設や屋上にあるエアコン室外機が、雪で埋まってしまう心配をしていたが、今回は風向き?のおかげで無事だった。(今後は設置する場所や向きに注意が必要。)
②除雪作業量は減ったが、時前に駐車場内や通路の障害物位置と大きさを記録・チェックし、破損と事故防止の対策を。
③積雪のある道の運転はハマるもの~極力避ける、近寄らない。
④暖房器具・ボイラー灯油は事前に満タン(クルマのガソリンも)に。
⑤屋根雪の落雪!。
⑥一人で黙々と除雪していたら飽きるのが早いし疲労感も多い・・・。
すべて基本の㋖ばかり・・・。
雪には慣れているようで、いざという時には対応出来ていない現実を再認識。
それと~人柄が露わになることもあったりします・・・。^_^;
根拠なき自己過信と、まずくいったときの底知れぬ無責任
2021年1月17日 ブログ
半藤一利さんが挙げる五つの教訓・・・。
①国民的熱狂をつくってはいけない。そのためにも言論の自由・出版の自由こそが生命である。
②最大の危機において日本人は抽象的な観念論を好む。それを警戒せよ。すなわちリアリズムに徹せよ。
③日本型タコツボにおけるエリート小集団(例・旧日本軍参謀本部作戦課)の弊害を常に心せよ。
④国際的常識の欠如に絶えず気を配るべし。
⑤すぐに成果を求める短兵急な発想をやめよ。ロングレンジのものの見方を心がけよ。・・・(北陸中日新聞 1月14日 朝刊)
この五教訓は、コロナ禍への教訓でもあります(特に⑤に注目)。
「根拠なき自己過信と、まずくいったときの底知れぬ無責任」・・・現代にも通じる?昭和史の結論だそうです。
半藤著作は、恥ずかしながら読んだことがありません。
遅ればせながら主な著作を読んでみます。
ご冥福をお祈り申し上げます。
老人と海 其の二
2021年1月16日 ブログ
「老人と海」 ヘミングウェイ 高見浩 訳
・・・八十四日間の不漁に見舞われた老漁師は、自らを慕う少年に見送られ、ひとり小舟で海に出た。やがてその釣綱に、大物の手応えが。見たこともない巨大カジキとの死闘を繰り広げた老人に、海はさらなる試練を課すのだが・・・。(本書カバー)
次回の読書会課題本・・・以前にも「老人と海」は、違う訳者(小川高義)のものを読んでいます。
開催が近づいてきたこともあり読み直しの必要もあったので~せっかくだから違う訳で読んでみる。
正直、違いがワカラナカッタ・・・(原作が同じだから当たり前・・・)。
先に読んだ方が、ドキドキしながら~だったので印象深いかなー。
今回のものは、巻末解説がより詳細だったかもしれない。
・・・人間ってやつ、負けるようにはできちゃいない・・・と書かれた本書帯が強烈なキャッチです。
除雪作業考
2021年1月15日 ブログ
大雪のピーク越えから数日経過~市内幹線道路は、概ね除雪されていますが住宅地の生活道路はまだまだこれから・・・。
当社前道路もガタガタぐちゃぐちゃ状態。
当社前だけなら除雪できるが、そこだけキレイにしても、その両サイドがぐちゃぐちゃでは意味が無い。
キレイな部分があれば、そこからの雪解けも早いかもしれないが~。
旧商業施設東口前道路は、大通りからの商品搬入経路は確保されていますが、それ以外はぐちゃぐちゃ状態です。
そして大通りの歩道も。
高齢化等で、人手に頼る除雪作業が出来ない世帯があります。
自宅の間口分だけでも・・・といっても不可能。
除雪費が潤沢ではない町会もあるでしょう。
行政がすべてやればいいのかもしれないが・・・幹線道路優先となり無尽蔵に除雪費を使うワケにはいかない。
生活道路に関しては、自助・共助で除雪作業を行うしかないのが現実です。
・・・と、ムタムタ言っていてもラチがあかない。
できることをやりましょうか。
指導大綱再び
2021年1月14日 ブログ
先日来の除雪ザンマイで、溜まった未読の新聞イッキ読み~。
・・・大戦末期の1945年6月8日。政府は御前会議を開いた。ドイツの降伏を受け、現実的な対応を求める時期にきていたのである。会議には、国力の現状や世界情勢を率直に示す資料も提出された。しかし新たにまとまった戦争指導大綱には、結局その気配もなかった。
「七生尽忠の信念を源力とし、地の利、人の和をもってあくまで戦争を完遂し・・・」。文書にはこんな言葉の羅列である。リアルな数字や予測を前にしながら、誰もが思考停止に陥ったのだ。あの戦争をめぐっては、こういう「空気」に支配されたような場面が少なくない。それはしかし、遠い昔の出来事と言い切れようか。・・・
1月10日付け日経春秋です。
この後に続くのは、「コロナに打ち勝った証しとして」この夏に通常開催する!と言われる東京オリンピック・パラリンピックの件。
コラムは大会開催に疑問を呈しています(日経の英断!?)。
確かに戦争と平和の祭典を同列で比較するべきではないが、76年前と状況は似ているのでは?。
各種世論調査では大会開催に否定的な意見が多いようです。(個人的にはコロナ禍以前から否定的でした!。)
民意が反映されていない・・・(というか、元々国民の祭典ではないからそうなのか)。
大会中止または再延期となったら~出場選手と関係者は悲しむだろうが、現状では開催しない方が賢明だし、ついでに真夏の開催も考え直した方がいい~とムタムタ思ふ。
奇想の系譜
2021年1月13日 ブログ
日経紙朝刊「私の履歴書」~年初から連載は、美術史家の辻惟雄氏です。
誰?~読み出すと「奇想の系譜」著者でした。
約2年前に東京都美術館で開催されていた「奇想の系譜展」を思い出す。
見学ついでに展示図録を購入していました。
幻想の博物誌・・・伊藤若冲
醒めたグロテスク・・・曽我蕭白
京のエンターテイナー・・・長沢芦雪
執念のドラマ・・・岩佐又兵衛
狩野派きっての知性派・・・狩野山雪
奇想の起爆剤・・・白隠慧鶴
江戸琳派の鬼才・・・鈴木其一
幕末浮世絵七変化・・・歌川国芳
江戸時代に描かれ色彩鮮やかで、グロテスク?アバンギャルド?な絵画の数々が楽しめます。
大人気の展示だったので、後にゆっくり見よう~と購入していたのがヨカッタ。
絵画は何にもワカラン・・・ですが、眺めているうちに好きになったり、興味が湧くこともあります。
そこから枝葉が伸びるように、関連する興味津々が拡がっていくのも楽しい。
新聞連載を読みながら、「奇想の系譜展」も思い出しています。
令和3年豪雪
2021年1月12日 ブログ
雪は峠を過ぎたようですね・・・^_^;。
金沢市消防出初式も中止になったし。
とにかく除雪に明け暮れた3連休~。
雪で動けなくなったクルマのレスキュー3回。
案内があったり誰が言い出したワケでもないが、町内一斉除雪作業デー的な光景があちらこちらで見られました。
午前中に、ほぼ除雪完了したので午後から会社へ行こうかな・・・と思っていたが~除雪の続きをしている・・・。
たしかに雪でテンテコマイしましたが、町内の結び付きや、クルマの救出等助け合いの光景があちらこちらで見られて、とてもステキだと思いました。
自助・共助・公助か・・・。
また、駐車場に積み上げられた雪山が溶けて来ると、いろんなゴミが姿を現すということも・・・。
雪はいろんなこと教えてくれます。
幕末気分
2021年1月11日 ブログ
「幕末気分」 野口武彦
・・・「幕末」は、テロや不況、災害に見舞われた幕府の末期である。歴史が激動する転換点に、江戸から長州征伐で出張した同心は大坂で遊興し、元農民の歩兵は吉原で暴れる。この危機感の欠如といい加減さは現代に酷似し、身近にすら感じられる。・・・(本書カバー)
歴史教科には載らない、旧幕府側の実態(?)を、江戸幕府の末期~明治初年辺りまで描く本書。
読みながら上記の通り!と思ふ。
日本人は、当時から行儀いい人ばかりではありません。
・・・今はみんな忘れているだろうが、神戸の地震当時、日本の総理大臣は社会党(!)だった。村山富市首相が現地視察にやってきたのはよいが、避難所の人々から無視されて、困惑しきった顔をしていた。誰一人これを吊るし上げる民衆はいなかった。そのかわりオバサンたちが「首相はいらん、水をくれ」といったテレビの一場面は千古不滅であろう。
村山首相が悪人なのではない。むしろ無類の善人だった。しかし選りに選ってこの時期にこういう人が内閣首班だった偶然には、何か歴史のいたずらのようなものが作用していたとしか思えない。首相はひどく孤独に見えた。これが始まりだった。それ以来、歴代首相に誰がなろうと、役と役者の寸法が合わないように感じられる。出来の悪いアテレコのように、シ―リアスな場面とセリフの口の動きがずれて、どうしようもなく漫画的に場違いな政局が普通になってしまった。・・・(はしがき)
10年前に発災した東日本大震災と伴う原発事故の際も、同様だったのでは・・・。
さらには、現在進行中のコロナ禍においても、首相側(政府・行政)と医療・経済活動の現場との乖離が混乱に拍車をかけているように見えます。
本書で描かれた徳川慶喜は「鳥羽伏見の戦い」の最中に、大坂城をこっそり抜けて大坂湾上の開陽丸で江戸に戻った~この幕府指揮官の責任放棄ともとれる行動は、大混乱下では何でもありなのか?と思ってしまう(事実は諸説あるようだが~)。
まさか、現代でも起こりうること?は、無いとは思うが(思いたい)・・・いつの時代も予想もつかないことは起こるのだなぁ。
時代の大変換点~世間が混乱するから時代が変わるのか、時代が変わるから世間が混乱するのか?。
現在もそうなっています。
三連休
2021年1月9日 ブログ
昨日来の久しぶりの降雪にアタフタ・・・暖冬に緩んだ身体に喝ッ!。
世間一般は、本日(1月9日(土))から11日(成人の日)まで3連休のようだが・・・緊急事態宣言の首都圏発令の余波は、全国に拡がっています。
政策的に連休を増やして来たことが、コロナ禍の中で吉とでるか否か。
エッセンシャルワーカーと呼ばれるようになった、医療機関、インフラ関係、生活必需品販売関係~に従事する方々は、コロナ禍以前もカレンダー通りに休日をとることは難しかったし、リモートワークも難しい。
不要不急の外出は控えて・・・加えて夜は8時以降も。
飲食店も午後8時までの時短営業・・・って営業するな!と言われているのに等しい。
当地は宣言の外だが、何となく気が引けます。
宣言下で無くても、控えた方がいいと思えばそうしますけど・・・。
真冬並みに景況感もマスマス冷え込むな・・・。