また本ネタです。以前「上田毅八郎の箱絵アート集」という画集を購入しました。一体誰で、何の絵?とタイトルだけではチンプンカンプンですが、多分40~50代の男性なら一度は見たことはある絵です。それは第二次世界大戦中の軍艦や飛行機のプラモデルの箱に書いてあった絵の画集です。新聞の書評で見て懐かしさのあまり衝動買いしました。画集なので絵をながめているだけなのですが、プラモデルに夢中になった当時(小学4~5年??)を思い出したり、軍艦や飛行機の名前をよく憶えたものだと、今更ながら感心(?)して自画自賛(?)してます。今ならほとんど頭に入らないでしょう。何でも憶えられる時期だったのか~興味があったから記憶できたのか~?。質感があり、見ているだけでワクワクしたものです。

作者の上田毅八郎氏は戦時中、輸送船の高射砲兵として戦場に赴かれ、乗っていた船が6回撃沈したのにも関わらず、現在もご健在の強運な方です。実際に体験された、荒天下での船の揺れ方や海の色、波の起ちかたが絵に再現されているということです。

プラモデルに夢中になっていた頃は、単に艦や飛行機の機械的なカッコよさに憧れていました。今もモチロンその見方もありますが、それら艦や飛行機は人が乗って始めて動くモノであり、ましてや戦場というとても過酷な環境で使われる機械という見方で見るとカッコいい等と思っていたことが申し訳なく感じます。

機械にはそれが持つ性能に伴う機能美があると思います。戦うことが本来の目的の艦や飛行機は、その最たる形かもしれません。平和な(一応)時代だからこそ、このような画集が存在したりその価値があるのかな~。そんな絵を見てモタモタと考える~おあんサンです。