月別アーカイブ: 2016年9月
長月 晦日 オフショア(課税優遇地)
2016年9月30日 ブログ
「プライベートバンカー」カネ守りと新富裕層 清武英利
ノルマ100億円。
顧客は「本物の金持ち」のみ。
私たちは知らない。
富裕層をタックスヘイブンの国に誘う「カネの傭兵たち」の正体を。
「ペーパーカンパニーの口座で運用をしているので、運用益から税金を引かれることはありません」
「下手なことは話せないよ。口にすれば命にかかわるからね」
カバーや本帯のコメントがナマナマしい。
中身もそのまんまだが・・・。
でも、すごくオモシロい!ドハマリ!。
プライベートバンクはもともと欧州の階級社会の中から生まれている。
王侯貴族など超富裕層の資産を管理し、運用する個人営業の銀行が原型で、資産家のために働くバンカーだったから、ある時は「カネの傭兵」と呼ばれ、あるところでは「マネーの執事」と言われた。(P.27)
証券会社・銀行~個人までも実名で登場するノンフィクション(一部仮名)ですが、まるで金融ドラマや映画を見ているようです。
実際に、こんなことが繰り広げられているのか~。
事実だからこそか?読み始めた途端に、シンガポールを舞台としたサクセス&ドロドロ劇にグイグイ引き込まれていきました。
シンガポール=オフショア金融センターを有する軽課税国・地域等(いわゆるタックス・ヘイブン)。
「富める者は与えられて、いよいよ豊かになる」(新約聖書)
全世界が格差社会となった中での「人間の幸福」とは?が、問いかけられています。
オフショアとは陸から沖に向かう風の意味があるそうですが、ソコへばかり向かうと「秋風が立つ」こともある・・・と本書にありました。
それにしても、関係者からクレームはでないのか?。
ウチナーンチュ
2016年9月28日 ブログ
自らは、まず手にすることのない本です。
でも、読んでみたら意外?にハマった。
知らないことが山盛りです。
「沖縄の新聞は本当に『偏向』しているのか」 安田浩一
沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない。
“嫌沖”の声に、現場記者・沖縄の人はどう答えるのか?。
基地賛成派の意見を封殺している。
事実を捻じ曲げている。
『偏向』との批判がつきまとう沖縄の新聞報道。
沖縄の新聞ー琉球新報と沖縄タイムスの記事は本当に『偏向』しているのか。
日本国土の0.6%の面積に、73.8%の米軍基地が存在する沖縄で記者をやることは。
日々現場で取材する地元記者に直接話を聞き、沖縄の新聞の歴史的背景、その報道姿勢を探る。(本帯)
沖縄は観光地としてしか、見たことはないかもしれない。
報道される米軍基地問題も遠い場所の出来事・・・。
ネットに流れる、さまざまな論調に同調することもあります。
現実を知らないのに・・・。
「琉球処分」以降、現在までの沖縄の歴史は「捨て石」としての役割を負っている事実はある。
左側の内容かな?と思いつつ読み進めるも、左右両方に対しバランスを保ち、客観的だったと思います。
これを読んで、沖縄を完全に理解できることはないが、基地問題をはじめとする「沖縄」に注目する機会が得られました。
日本国内だが、本土・・・というくらい、実際も気持ちの上での距離も離れている。
誰しも「郷土愛」を持っています。
ただ、沖縄の歴史を考えると、我々が言う「郷土愛」以上の強い気持ちが人にも土地にも沖縄にはある。
それがウチナーンチュ(沖縄出身者)のアイデンティティーなのか。
(中略)
「では、あなた自身はどうすべきだと思うのか」と問うてきた。
それは他人事のように沖縄を論じ、安全圏のなかで沖縄に寄り添っているかのようなそぶりを見せる、私や本土メディアへの静かな抗議であったようにも感じる。
取材を重ねるなかで私も変わってきた。
ひとりの書き手として、ネタとして、沖縄を消費するのではなく、日本社会に生きる者として沖縄とどう向き合っていくべきかーーそれをいま、必死に考えている。
そう仕向けてくれたのは沖縄の記者たちだ。(あとがき)
社会体育大会
2016年9月26日 ブログ
昨日(9月25日)、崎浦地区社会体育大会が開催されました。
・・・が、今回は中抜けして、開会前の町内会用テント準備と終了後の撤収のみ参加。
晴れてよかったが、思ったより暑かった~。
また、設置場所が例年と変わっていて戸惑ったり。
各町会のテントは、設営も撤収も早いですね~。
午前7時半ごろグラウンドに到着したが、すでに半分くらいのテントが立ち並んでいます。
撤収も同様に午後3時過ぎには、閉会式最中ながら、ほぼ片付いている。
若手が多い?段取りがいい?機動力あり?。
当町会は、青年部?とはいいつつ部員は高齢化しています。(壮年部・・・)
昨年は競技参加してくれた若手が、今年は少なかったとも聞きました。
無理強いはできませんから~しょうがないか~。
参加できる時にどうぞ!ぐらいのアプローチが有効かと。
今回は、自分自身もいなかったので~。
豊かな場所
2016年9月25日 ブログ
東京都豊洲市場をめぐる一連の騒動。
市場移転の直前に突如、問題浮上したりするのもねー。
土壌汚染問題がクリアされていたはずが・・・なっていなかった?。
なんだ?この空間は・・・とか~何故、誰も全体像をつかんでいないのだろう?。
突然、地下空間が出来るワケはない~。
誰かが、指示したから施工されたのですが、どうなっている?。
情報が共有されずに、各担当部署が勝手に動いていたのですかね。
先日、見た「シン・ゴジラ」は、会議のシーンの多さが話題になっていました。
日本らしい、慎重な物事の進め方(責任の分散?)を揶揄しているとも取れますが、情報共有はできます。
と~ぜん、日本を代表する巨大市場を作るのだから、長い時間をかけて建築や安全・衛生対策の会議、打ち合わせは、これでもか~コレデモカ~と行われているハズです。
都民のための市場が政争の引き金になっている。
「謎」は地面の下ではなく、関係者の心にあります。
豊洲って埋立地なんですね。
言えないような秘密も埋まっているのかな~。
スクラップ&ビルド!
2016年9月23日 ブログ
根っこが大事
2016年9月22日 ブログ
「植物は<知性>をもっている」20の感覚で思考する生命システム
ステファノ・マンクーゾ+アレッサンドラ・ヴィオラ 久保耕司 訳
サボテンに電極を付けて、サボテンを傷付けると電位変化がある。
痛い!と感じたのかどうかはワカラナイが、植物には感情があるのでは・・・また、クラシック音楽を流すと良く育つ・・・という話は、以前から聞いたことがあります。
そんな内容が多いのかな~と読み始めたのでした。
~もし明日、植物が地上から消え去ったら、人間の生活は数週間ももたないだろう。(中略)
あっというまに、高等動物は地上から姿を消してしまう。
反対に、私たち動物が消えたら、植物は、これまで動物に奪われた領土を、わずか数年で取り戻すにちがいない。~(P.62)
~地球上の生物量のうち、動物と植物のそれをとりだすと、植物は99.5%以上を占めている。
つまり、地球上で生きている多細胞生物の総重量を100とすると、多少の変動はあるが、植物の総重量はそのうちの99.5~99.9%にあたるということだ。
逆にいえば、すべての多細胞生物に対して、動物は・・・人間も含めて・・・ごくわずかな割合しか占めていない。
これまで人間は森林をひたすら伐採してきたが、それでもまだ、まぎれもない生物界の王座にとどまっているのは植物だ。
なんとありがたいことだろう!植物が王様だということは、地球上の生物がまだまだ生きつづけられる証なのだから。~(P.63)
宇宙的?に見たら、この星はマサに「緑の地球」なのですね。
動物とはマッタク違う進化を遂げたのが植物。
光合成をおこない動物に欠かせない酸素を供給している。
そして、視覚・嗅覚・味覚・聴覚・触覚に加え、湿度、重力、磁場、各種化学物質を分析する感覚を持っている。
また、他の動植物とのコミュニケーション手段をもち、自らの繁栄のために<利用>します。
読み進めるうちに、人間が自分たちのために栽培している穀物・果実等も、ある意味、植物に上手いこと利用されているのでは?と思えてきました。(そうかもしれない。)
「知性とは問題を解決する能力、と定義づけるならば、植物は人間の能力をはるかに超えている」(本書帯)
雑草(といったらイケない)に、除草剤を撒いたり、引っこ抜いたりするのも、ハバカラレルようになります。
古今金澤
2016年9月21日 ブログ
オモシロいイベントに参加。
「金沢の街を古地図とともに歩く~本多町から桜橋」
金沢古地図アプリ「古今金澤」(現在はアイフォン対応のみ)を利用してのまち歩き~ブラ金です。
試しに、現在の石引は宝円寺(わかり易いと思うので)付近にフォーカスすると寛文7年(1667年)の古地図も表示される。
位置情報をオンにすれば藩政期の金沢城下をナビゲート。
金沢全域は網羅されていないが、かつての城下町部分は楽しめます。
徐々にバージョンアップの予定。
今回は、古地図に沿って本多町~桜橋~竪町~本多町を歩きました。
コレは、紙資料の古地図によるルート案内。 ↓
黒太線がかつての道です。
現在も残る、この細い道を歩きました。
黒点線が現在の寺町に至る道と桜橋。
古地図上にある桜橋は現在の橋とは位置が違うし、アプリ上では川中に立っていたり~。
現在の道とほぼ重なるように当時の道がほぼ残っているし、古地図の精度もかなり高いようです。
それだけ、過去と現在が密接になっているのが金沢というまち。
歩きスマホになるので注意が必要ですが、スマホ片手に、いにしえのまち歩き~も楽しそう。
あと、バッテリーの消耗がハンパない・・・。
残念ながらアプリ上の笠舞近辺は未収録でした。
ハッピーマンデー
2016年9月19日 ブログ
「敬老の日」って9月15日じゃ~なくなって、どのくらい経つのでしょうか?。
連休にするために祝日をその都度変更していたら、祝日を設けた意味が薄れてしまう。
かつて、祝日は旗日とも言っていました。
国旗を掲げて、祝うほどの日を易々と変えてもいいのかな?。
・・・というような議論があったのか無かったのかはワカリマセン。
ほとんど、連休とは無縁な業務について久しいですから、深く考えることもなかったが・・・とつぶやいてみる。
段々と、いじるかしぃオッサン化して来た?。
「敬老の日」だけど、敬われる人物から、マスマス遠ざかっていくな~。(元々、敬われてはいないが~。)
人口減少オプティミズム
2016年9月18日 ブログ
「人口と日本経済」 吉川 洋著
人口減少が進み、働き手が減っていく日本。
財政赤字は拡大の一途をたどり、地方は「消滅」の危機にある。
もはや衰退は不可避ではないか?。(本書カバー)
人口減少は大きな問題だが、しかしその一方で、日本経済の「成長」については、「人口減少ぺシミズム」が行きすぎている。
人口が減っていく日本経済に未来はない、といった議論が盛んになされるが、これは間違っている。
先進国の経済成長は、基本的に労働人口ではなく、イノベーション(技術革新)によって生み出されるものだからである。(P.50)
「経済学」からみた人口問題の説明が縷々(るる)語られます。
横文字の経済学者名にクラクラしながら何とか読み切る。
・・・ペシミズム(悲観論)になるな!希望はある!・・・ということですか?。
何らかの「答え」を期待していましたが、決定打はないようです。
天気、景気も気分次第(精神論)か~。
熨斗
2016年9月17日 ブログ
町内会の方から、「敬老の日御祝」の品物のご依頼がありました。
ありがとうございます!。
で、のしを付ける必要があり、パソコンで作成。
「御祝のし」テンプレートがあったので、「敬老の日」を付け加えて~贈り主を町会名に変更して出来上がり!。
必要枚数をプリントして完了~完了~。(余裕~余裕~)
しばらくして、商品手渡しをするインフォメーションカウンターから指摘される・・・。
結び切りになっているが「敬老の日御祝」の場合は、蝶結びではないか?。
・・・その通りでした。((+_+))
慣れない?ことをして、余裕をカマシテいた自分が恥ずかしい・・・。
早速、のしを作り直しました。
のしの意味や、そこに込められた細やかな心遣いは、使う人間がキチンと理解しておかないとイケナイ。
PCで便利になっている反面、安易に考えてしまう悪しき例の典型でした。
コッパズカシイ。
ピカピカの効用
2016年9月16日 ブログ
久しぶりに靴磨き。
一度履いたら、その日のうちに靴磨きしていたこともあったが・・・今では、日も靴もまとめてやるようになっています。
靴にブラシをかけて~、特に靴底と表皮の間を念入りに。
靴墨を少し取って薄く表皮に塗っていきます。
傷がある部分はネンゴロに~(直るわけではないが)。
長いこと、手入れもせずに酷使したな~と反省する瞬間。
2足分を塗った後にナイロンストッキングで磨きをかけます。
ウン!ピカピカになった!。
今回は5足を手入れしました。
キレイになった靴をながめていると、うれしくなってきます。
後ほど、仕舞ってある所から取り出し、あらためて手にしたくらい。
そんなことなら、毎日、磨けばイイ!のですが、これがなかなか難しい・・・。
そして今朝です。
ピカピカの靴を履く時は、気持ちが高揚しますね。\(^o^)/
めんどくさがらずに、やればイイだけなんです。