月別アーカイブ: 2017年11月
記念硬貨
2017年11月29日 ブログ
前日の売り上げ金の中にありました。
昭和天皇在位50年記念100円硬貨(昭和51年発行)が2枚。
珍しい!。
使えば100円だが、収集家の間では、もっと高価値で取引されているかも?と思い、調べてみたら未使用なら5~600円のようでした。
手元の硬貨は使用感大なので、同価値~200円くらいかなぁ。
もっと高価かと思ったが、そうでもありませんでした。
100円硬貨より大きく自販機では使えないし、店頭でも一瞬、偽造通貨?かと思われて、現実的には使いにくいか。
電子マネーが一般的になりつつあるので、今後、記念硬貨は発行されなくなるのかも。
そうしたら、付加価値付く?。
センチメンタルジャーニー?
2017年11月28日 ブログ
晴天がウレシイ晩秋。(小春日和)
色づいた樹々も、そろそろ秋から冬の装いへと移りつつある・・・。
次にこの樹を見上げるときは、寒々しくなっているでしょう。
時節もあって、柄にもなくなぜか感傷的?になってしまうのでした。
ケルト 再生の思想
2017年11月25日 ブログ
「ケルト 再生の思想」~ハロウィンからの生命循環 鶴岡真弓
「忘れられた巨人」に影響を受けたことと、元々興味があったので新聞書評で見つけて直ぐ入手。
・・・近年、急速に広まったイヴェント「ハロウィン」。その起源は、ヨーロッパの古層、ケルト文明の祭「サウィン(万霊節)」にたどりつく。ケルト暦では、十月三十一日が一年の終わりで始まり。厳しい冬の訪れとともに、世界は闇に閉ざされ、死者がよみがえると信じられてきた・・・。(本書カバー)
・・・今日、日本では「英国」と二文字で呼ばれるこの国は、正式には「グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国」なる国であり、紀元前五世紀から居住していたケルトの言語文化と、その一〇〇〇年後にヨーロッパから侵入してきたアングロ=サクソンとの対立と共存の歴史をもつ国である。
十二世紀からは、アングロ=サクソンがケルトを抑え、十九世紀には世界の覇者、大英帝国を作りあげていく。・・・(P.36)
本書は、その内容が書かれている部分と、書中の図解が合っていて理解がススミマス。(大概の本は、紙面の関係で次ページ以降に載っているケースが多い。)
読み進めると死者の魂を迎えるのは「お盆」と似通っています。
キリスト教前の文化には共通点がある。
・・・「サウィン/ハロウィン」の夜は、生死の壁が取り払われ、「過去・現在・未来」の時空が交じり合い、大交流が始まり、この世の主人公を豪語し生気を失っている「現在の生者=私たち」の存在など、「過去の生者=死者たち」の精気に軽々と吹き飛ばされてしまう。「生」にあぐらをかいている現代人は、どれだけ軽い存在なのかをも知らされる夜、死者たちの本領の「再生」が始まる。・・・(本書帯)
「忘れられた巨人」の世界感への理解が進みました。
「ハロウィン」=「お祭り騒ぎ」と化しているのは、我々がいかに「軽い存在」であることの証?なのかも。
我事に於いて
2017年11月24日 ブログ
名将名言録 一日一言~
十一月二十四日 「我事に於いて後悔せず」 宮本武蔵
・・・「我事に於いて」を「われ事において」と読むか「わが事において」と読むかによって意味が違ってくる。ここでは「われ」と読んでおく。「事に於いて後悔せず」とは、何事にも後悔しないこと。しかし、性格が明るいから何をしても後悔しないの意ではもちろんなく、長年の稽古と修練、死をも厭わぬ求道の果ての自若である。
武蔵の他の箴言「道に当たりて死を厭わず」「一道万芸に通ず」「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」と合わせて味読すべき一句。・・・
寒くなってきた外気風雨に曝されるのように、身と心が引き締まる言葉。
暖かい室内でもシャキッ!ピリッ!としなければ。
お客様も人間です
2017年11月23日 ブログ
11月20日「中日春秋」は、スーパーやコンビニ等での客側の悪質なクレームについての内容でした。
異常な暴言、クレームの繰り返し、土下座の要求は報道にもあるし、社会問題化している。
以前からあったことだが、メディアの多様化で目立つようになったこともあるかもしれません。
幸いなことに身近ではあまり聞かないですが、以前は多少・・・(^-^;。
・・・「お客様は神様です」~。三波春夫さんの有名なセリフは観客を前に歌う神聖な気持ちを表現していると聞く。あくまでも自分の心構えであって、それを客の方が持ち出して、「オレは神様だ」と振舞えば、世の中うまく回るはずもない。▶今、必要なせりふは「お客様は人間です。店員も人間です」か。同じ人間。こっちの方が、お互いに優しくなれる気がするが。・・・(一部抜粋)
〇か✕しかない、世知辛い世になったのか?。
勤労感謝の日に思ふ。
とめられなかった戦争
2017年11月20日 ブログ
「とめられなかった戦争」加藤陽子
先日の読書会で薦められたので読んでみる。
・・・なぜ戦争の拡大をとめることができなかったのか、なぜ敗戦の一年前に戦争をやめることができなかったのか。・・・(本書カバー)
著者は昭和19年(1944年)7月のサイパン島陥落が太平洋戦争を終結させる重要なポイントだったといいます。
その時点で和平交渉が成れば、日本本土への大規模空襲が防げた・・・。
実際に和平へ向けての動きはあったようだが~この辺りを深堀するのが本書。
徐々に時代のターニングポイントを遡ります。
そもそもなぜ太平洋戦争(昭和16年 1941年)に至ったのか?。
なぜ日中戦争(昭和12年 1937年)に至ったのか?。
なぜ熱河侵攻(昭和8年 1933年)に至ったのか?。
戦争をとめられなかった数々の理由が書かれて、そしてどうなる?~というところで終わってしまった。
そういう回答はあったが、もう少し「あとがき」的なものが欲しかったなぁ。
急に梯子を外された感~が残るのでした。
あと・・・著者の思想?がバシバシ感じられて疲れたかも。
記載の誤りも数点気付く。
配線ジャングル
2017年11月19日 ブログ
年末にさきがけて部屋の大掃除!。
一度にはムリなので、1日に2時間程度~1週間ほどかけて徐々に進めています。
溜まっている書籍の整理と処分・・・なかなか捨てられない。
そして、長年の懸案事項だった足元に這わしてある電源コード等のまとめを行ないます。
見るとウンザリする配線(コード)ジャングル。
土の中で植物の根が絡まっているようでもあります。
コードを抜く前に撮影して~後でワカラナクなりますので。
誇りが・・・いや埃が、スゴイ!くしゃみが出そう・・・。
機器の場所を移動して再接続・・・電話OK、パソコンOK、ネットOK、Wi-Fi~OK。
キチン!としていたつもりだが、気付いたらコードがモタモタになっています。
今の状態も来年には見直しが必要かも。
日本史の内幕
2017年11月18日 ブログ
「日本史の内幕」戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで 磯田道史
・・・日本史の内幕を知りたい。そう思うなら、古文書を読むしかない。私は十五歳で古文書の解読をはじめた。教科書のなかには、知りたいと思う歴史はなかった。歴史教科書は、政府や学者さんの願望にすぎない。「国民のみなさん、われわれの歴史はこんなものでした。このように思ってください」と、彼らが信じていて欲しい歴史像が書いてあるだけである。歴史の用語をおぼえるにはいいが、歴史観が身に付くものではない。・・・(まえがき)
歴史上の出来事・人物に関する深読み~新事実が語られオモシロイ!。
特に全人類のなかで、日本人は何パーセントを占めてきたか?の考察はとても興味深い。
そこでは元禄時代(1700年代)の世界人口は6億人(推定)で、うち日本人は3000万人で、全人類の5%を占めていたと述べられている。
江戸期に生れた文化・芸術は、「日本」を代表する存在です。
現在は60億人に対し1億2000万人で2%で、2100年には0.75%になると予想される・・・。
人口の数と経済力・文化度はイコールではないと思うが、その影響は間違いなくあるだろうなぁ。
全編を通してヘェー!、ホォー!、そーなんや!の連続です。
ただし・・・メディアにも多くご出演されている磯田先生。
そのためか有名人・著名人とのエピソードが目立ちました。(メディアの内幕か?)
さらに読者が歴史への興味を持ってもらうためには、いいのかもしれないが多少~ハナについた?ように感じた・・・かも。
痛い(>_<)
2017年11月17日 ブログ
マッタク知らない東京港区の会社から、FAXが届きました。
~施主からの直接依頼:対応可否のご確認
いつもお世話になっております。株式会社〇〇〇〇の@@でございます。
以下、お客様より直接ご依頼いただき、現在未対応の案件となります。
(1)住所・石川県金沢市
物件種別・一戸建て2階建て
リフォーム内容・外壁塗装、屋根塗装
築年・14年
延床・約150平米
備考・外壁の塗装の剥がれが気になる。屋根は傷み具合をチェックしていただき、塗替えを判断したい。
ご対応可能な案件にチェックを入れていただき、FAXのご返信をお願い致します。
また、詳細な個人情報の取り扱いはご加盟後に行います。~
(2)もあったが、ほぼ似た内容。
金沢市内で建物改修したい方がいるので、出来るかどうか連絡ください!ってことか。
そもそもウチは工事施工会社ではないし、なんで都会の会社から連絡が来るのか不明。
案件住所もアバウト過ぎるし、文末の「ご加盟」という言葉が気になります。
こんな内容でのってくる工事会社はあるのでしょうか?。
どんな相手か分からないだけに、返信したり下手に反応すると~面倒くさくなるかもしれないのでスルーします。
ほぼ毎日届く、痛いFAXの一つでした。
トラクターの世界史
2017年11月16日 ブログ
「トラクターの世界史」人類の歴史を変えた『鉄の馬』たち 藤原辰史
~19世紀末にアメリカで発明されたトラクター。直接土を耕す苦役から人類を開放し、作物の大量生産を実現。近代文明のシンボル」としてアメリカは民間主導、ソ連、ナチス・ドイツ、中国は国家主導により世界中に普及する。だが農民や宗教界の拒絶、化学肥料の大量使用、土壌の圧縮、多額のローンなど新たな問題・軋轢も生む。~(本書帯)
蒸気機関~内燃機関の発明・発展で鉄道、自動車が生み出され社会に大変革をもたらしたことは、身近な存在でもあり広く認知されています。
ほぼ同じ時期に開発されたのがトラクター。
農業用のイメージがあるが・・・第一次大戦において、トラクターは戦車に姿を変えていきます。
そして、兵士を送り出した後の農場で作物増産を担うのもトラクター。
広大な農場を隊列を組んで進むトラクターの映像は、各国政権のプロパガンダに使われたり。(実際はそんなに稼働していなかったようだが。)
また、本書に出てくる「歩行型トラクター」ってなんだ?と思っていたら、「耕うん機」のことでした。コチラの方は馴染みがありますねー。
狭い農地と湿地でトラクター普及が進まなかった戦前日本でも、「小松製作所」が乗用型トラクターを製作したり、白山市の発明家が「廣瀬式自動耕耘機(歩行型トラクター)」を開発したりと、石川県勢が頑張っています。
トラクターを通じてみた近代~現代史は、イデオロギー・戦争・エネルギー・食料・環境~の問題と密接に結びついている。
タイトルにあるとおり、マサに「人類の歴史を変えた『鉄の馬』たち」。
♪ 燃える男の~赤いトラクタァー、それがお前だぜー、いつも仲間だぜー ♪
トラクター(耕うん機を含む農業機械全般)の見方が変わりました。