月別アーカイブ: 2020年5月
皐月 晦日 人新世
2020年5月31日 ブログ
・・・社会や文化、国家など、人文学がなじみにしてきた枠組みから一度離れて、人間が生きる条件を考えてみる。そうすると、浮かび上がってくるのは「惑星」。すなわち「人は地球の上で生きている」という発想だ。当たり前ではないかと言われるかもしれない。だが人文学からすると、これはほとんど盲点になってきた考え方だ。地球、惑星、宇宙などという対象は、自然科学、理系の領分だという意識が強かった。
「人新世」は20年ほど前に、地質学上の時代を区分する新しい仮説として登場した。人間の活動が地球環境に無視できない影響を与えるようになった時期を指す。大ざっぱに言えば、欧州で産業革命が起こった18世紀後半から現在に至る期間だ。科学技術の発達や人口増加、天然資源の浪費などが、火山噴火や隕石の衝突、巨大地震に匹敵するインパクトを持つと考えられるようになった。
理系の分野で唱えられた「人新世」を人文学に取り入れることで、地球や自然で起こりつつあることを、人間と切り離せない切実な問題として議論できるようになると期待している。・・・
令和元年5月28日~ほぼ一年前の日経新聞・文化面の特集コラム「令和の知をひらく」哲学者・篠原雅武氏のコメントからの抜粋。
たまたま切り取ってあった記事を再見です。
地球上に大きな影響を与えていた「経済活動」を、一瞬にして沈静化させた新型コロナウイルス。
地震や他の自然災害が同時期に発生しなくてよかった。(今のところ~まだわからないが。)
コラムでは、自然の猛威に対する人間の生活領域の「もろさ」にふれられています。
新型コロナウイルスも自然災害・・・。
新型ウイルスで、建物やインフラが破壊されることはなかったが、多くの人命が失われ、感染予防のために人的交流が閉ざされたことで経済活動が大きく滞ってしまった。
1年後のコロナ禍を予見していたかのような気もします。
「経済」という言葉には「経世済民(世を経め(おさめ)民を済う(すくう))」の意味もあるそうです。
上手に経済が動けば、平和で豊かな世の中に・・・。
経済=金儲け・お得~と思いがちな、欲たましい我々に反省を促す手段として、新型コロナウイルスは「人新世」に現れた?のかも。
来月も(は)「経済」を意識していこう・・・。(大丈夫か?。)
スッキリ?
2020年5月29日 ブログ
全国で緊急事態宣言が解除され、「新しい生活様式」のもとに「通常」が戻ってきている?ようです。
・・・「新しい生活様式」という言葉を聞くと、ふと~「すばらしい新世界」を思い浮かべてしまうが~。
何はともあれ、一つハードルは越えた・・・。
ステイホームの掛け声で、片付けが進みまして整理整頓ができました。
会社事務所スッキリ!で、居心地が良くなった?。
自宅では、しまい込んであった衣類を発見!再び着ることにしました。
そして、規則正しい生活のため、メタボ解消?。
いかに、物品含め~いろんなモノを溜め込んでいたか・・・。
身の回りの棚卸ができた~ということです。
スッキリしたので、新世界のもと、これからは溜め込まないようにしよう。(と思ふ。)
工事が進む
2020年5月28日 ブログ
小立野~旧工学部跡で工事が進む石川県立図書館と金沢美術工芸大学キャンパス。
コチラは県立図書館側です。
大きなクレーンがが立ち上がっているが、まだ、基礎工事段階?かと。
昨年の今頃も、アルビス笠舞店新築工事の現場を見てワクワクしていたが、その感動?を再び味わえる!。
図書館が令和3年度中、美大は令和5年度中の完成予定ということです。
大きく変わる崎浦地区に期待!。
あらためて工事の無事を祈念。
すべての見えない光
2020年5月27日 ブログ
・・・孤児院で幼い日を過ごし、ナチスドイツの技術兵となった少年。パリの博物館に勤める父のもとで育った、目の見えない少女。戦時下のフランス、サン・マロでの、二人の短い邂逅。そして彼らの運命を動かす伝説のダイヤモンド・・・。(本書カバー)
おととし年末に購入して~500ページ超の見かけに躊躇。(^_^;)
そのまま積読状態だったが、ステイホームのおかげでやっと手にしました。
読み出すと「見えない光」に引き込まれるように戦時下のヨーロッパへ・・・。
今更ながら、本はよく味わって読もうと思った。
盲目のマリー=ロールが点字の「海底二万里」を「読む」場面で痛感・・・飛ばし読みなんてしたらダメだ・・・大事に大事に読もう。
このように心がけて読んだため時間がかかったが、かえって良かった。
孤児のヴェルナーが進学する国家政治教育学校を始め、レジスタンス活動~戦時下の描写もリアル~オソロシイ・・・。
かつて繰り広げられたことは~ネットで見る、現在のサン・マロの美しい光景と同じ舞台での出来事なのか。
・・・目に見える光のことを、我々はなんと呼んでいるかな?色と呼んでいるね。だが、電磁波のスペクトルは、ゼロから無限まで広がっているから、数学的に言えば、光はすべて目に見えないのだよ。・・・(P.55)
第二次世界大戦が終わって75年経過。
過去と現在は「見えない光」でつながっていて、歴史上の過ちを伝えている。
・・・彼はこう言うだろう。リルツグミちゃん、どうしてこんなに遅くなったんだい? こう言うだろう。百万年たってもずっと一緒にいるからね。・・・(P.343)
とても、読みやすく優しさがあふれる訳だと思いました。(原文読めないけど。)
時間かかった(かけた)けど読んでヨカッタ、おススメです。
模様替えする?
2020年5月25日 ブログ
ステイ・ホーム~ステイ・オフィスモードで、不要書類断捨離を終えたが、少し事務所レイアウトとか変えてみようかな~と、思い立ちネット上で調べてみる。
パーテーション置いてみようか?本棚もいるかな?・・・ネット上に現れるカッコイイ「オフィス」を見ながら~ニヤついていたのでした。( ̄▽ ̄)
ン?・・・チョッと待った!。
せっかく不要なモノを減らしたのに、新たにモノを増やしたら元の木阿弥。(それなりにお金もかかる。)
そこで、基本レイアウトはそのままで、既存の机やキャビネット上に置いてあった書類立てや、収納ケースを移動したり、新たに収納場所をつくって納めてみた。
磁石付きのフックを買ってきて、垂直収納?してみたら・・・目前の遮蔽物が無くなり、スッキリ空間が現れる!。
これでいい~、空気感が変わりました。
ムダ遣いしなくてヨカッタ!。
知識労働の仕事
2020年5月24日 ブログ
ドラッカー365の金言~5月24日 「知識労働の仕事」
いかに行なうかは 何を行うかの後に来る問題である。
・・・肉体労働では、なすべき仕事は決まっている。家事従事者が行なうべきことは、家の主がいう。工場の肉体労働者が行なうべきことは、組立ラインや機械が規定する。
これに対し知識労働では、何を行なうかが第一の、しかも決定的な問題になる。知識労働はプログラム化されていないからである。なすべきことを決めるのは知識労働者本人である。なぜならば、最も高価な生産手段すなわち教育を手にし、最も重要な道具すなわち知識をもっているのは、知識労働者本人だからである。
(中略)
知識労働の生産性を向上させるためには、知識労働者自身に対し、行なうべき仕事は何か、何でなければならないか、何を期待してよいか、何が邪魔であってなくすべきかを問わなければならない。知識労働では、いかに行なうかは、何を行なうかの後に来る問題である。・・・『明日を支配するもの』『知識労働者の生産性』
ACTION POINT
~あなたは何によって報酬を得ているか、何によって報酬を得ているべきかを考え、知識労働者としてのあなたの仕事の内容を明らかにしてください。~
肉体労働と知識労働の対比は、一見すると高飛車なコメントに感じます。
まぁ、ドラッカーさんが語っていますから。
それにこれだけ言い切るのは、実績と自信に裏付けされているからでしょう。
・・・あらためて「仕事」の手段(いかに行なうか)と、目的(何を行なうか)を考えました。
目的を見出して、至るまでの仕組みを創造するのが知識労働。
その仕組みの、具体的な手段を担うのが肉体労働・・・でしょうか。
零細企業は、このように二極に分けられない部分もあります。
上から目線っぽいが、知識側の方がなんでもやらなきゃいけないのでタイヘン?。
大きな組織だと完全に分けられているでしょうね。
現在、普及が進められている「リモートワーク」は、大組織の知識労働層には最適な仕組みだと思います。
業種業態にもよるが、設備や運用規定も十分整っていない中で、「リモートワーク」という言葉だけが独り歩きしている気がする~とムタムタ思ふ。
「リモートワーク」することが目的になっていない?。
ナイトホークス
2020年5月23日 ブログ
5月19日の日経紙朝刊文化面 経済でみる名画十選(10)
エドワード・ホッパー「ナイトホークス」
この絵は以前にも取り上げています。(なんと8年前!。)
光と影・・・都会の孤独を描いたもののようだが、違う見方をしています。
「夜ふかしする人々」とも呼ばれるこの絵を、羨望の的?で見ていました。
遊び人?に憧れたワケではないが、カッコイイ絵だな・・・と。
往年のアメリカ映画に登場するような~大人の人物、絵に描かれた人物のようになれたらいいなぁ~と思っていた。(カウンターキッチンの中じゃなくて。)
自己流「ナイトホークス」・・・残念ながら、いまだに真似も出来ずにいます。
コロナ禍のせいで、これからも~ほぼ実現不可能になってしまった。(と思ふ。)
絵をながめて、夢の中で「ナイトホークス」になるか・・・。
日常の見直し
2020年5月22日 ブログ
緊急事態宣言解除となって一週間が経過~。
「今までの日常(仮称)」に向けて少しづつ人が動いています。
再び緊急~になりませんように。
「さぁー出歩いてもいいですよ!」と、大手を振って言われたワケではないが、2ヵ月近くステイホームモードだったので、出不精状態(デブ症・・・)に。
出張無し、会合も無しなので基本的に生活圏から出る機会無し~の行動三無状態。
コンパクトな~小さな循環の中での生活パターン確立。
購入するのは、食料品等の生活必需品ばかり也。
これはコレで、居心地いいが・・・。
感染しないことが我々の第一使命。
しかし、これじゃ~経済活性化には程遠いぞ。
ネット通販で爆買い?は違うし。
さて!どうする?。
用心しながら、少しづつ活動範囲を拡げていくしかないか。
小噺トリ揃えてあり〼
2020年5月21日 ブログ
さて!時間だから出かけよう!と、アルビス駐車場に停めたクルマに乗り込もうとしたら・・・急いでいるタイミングでコレか・・・。
トリ糞がフロントガラスとミラーに(鳥にしては多量に!大型の鳥か?)フレッシュな状態で乗っかっている・・・。
ナンテコッタイ~(・∀・)~ナンテコッタイ。
急ぎ、会社前まで移動させて、濡らしたペーパータオルでふき取ること数回。
駐車した場所の上空には、止まり木になるようなモノは無いので、大型鳥の白昼無差別爆撃に遭遇したものと推測されます。
お客様駐車場に停めたらアカン!・・・の警告かも。
しかし、他の誰かがこの被害に遭っていたかもしれないので、その身代わりだった・・・お客様に迷惑がかからずヨカッタ・・・のか?。
コロナウイルス感染と同様、誰にでもトリ糞爆撃をくらう機会は等しくある~。
ウンが悪かった!。(お後がよろしいようで・・・。)m(__)m
一人で出来た!
2020年5月20日 ブログ
長年愛用しているイスのひじ掛け部分が、経年劣化でひび割れて剥がれてきた!。
樹脂製パーツの弱点・・・しかたない。
パズルのように、欠片を剥がれた部分に当てはめたりして、しのいできたが・・・見た目悪しと、剥がれ頻度が増してきたので~もう限界。
まだまだ使いたいイスなので、ひじ掛け部分の部品をネットで探すことに。
部品はメーカーサイトにもあったが、なぜか?他の販売サイトで見つけたモノの方が安価です。(純正品~だと思われ、送料も無料!。)
部品の交換方法もネット上にありました。
それだけ交換しているユーザーが多いということか。
ちなみに、ひじ掛け全体を交換することがメーカー推奨となっています。(こちらの方は、部品の4倍くらい高価。)
う~ん、商売上手。( ̄▽ ̄)
数日で部品が到着しましたが、交換方法等の説明書は無し!~事前にネットで交換方法をみておいてヨカッタ。
・・・30分ほど格闘の後、取り付け完了。
劣化部分のみは、交換しにくい構造ですね~下調べしてあって正解。
これで5~6年は大丈夫かな~、また他の部分が経年劣化するかも知れないけど・・・。
忘備録的に、どうでもいい内容でした~。
振り返り
2020年5月19日 ブログ
アルビス笠舞店の開店は、昨年10月9日だったので、既に開店から7ヵ月以上経過しています。(コロナ禍なので、静かな~開店半年祭?。)
昨年の今頃は、更地状態で地盤改良をしていました。
鉄骨が組み上がったり~建物が徐々に出来ていく工程を楽しんで見ていたので、竣工時の感想は「あーやっと出来た。」です。
旧パレットの頃の情景を、工事の進み具合に重ね見ていたが、時間の経過とともに薄まってきた・・・。
今でも、この辺りに○○があって~あそこは△△~ということは思い出すが、些細なセンチメンタルでしかない。
昔は、あーだった、こーだった、よかったーと、過去を振り返ってばかりではイケナイと思います。
閑話休題~
緊急事態宣言が解除され、コロナ禍が終息に向かいつつあるが、コロナ禍以前と同じ社会の状態に戻ることは難しいと言われています。
将来に亘り、現在、考えられる想定外の状況や出来事が起こりうる。
厳しい状況下で、メンドクサイ~不便~を感じることも多々あると思います。
人が集まることの制限、衛生管理の強化・・・等々、それによって社会生活が大きく変わる。
でも、これがこれからのスタンダード(通常)だと捉えたい。
・・・気がつけば、PCやネットが生活に浸透しており、買い物・消費行動は大きく変わり、社会全体はそれに対応しています。
必要以上に新型感染症や環境変化を恐れることはない。
人間は新たな環境に順応できる、とてもタフな存在。(~と思ふ。)
今や、アルビス笠舞店は、以前からその場所に存在していたかのように、地域のランドマークになっています。
ありがとう~の気持ち
2020年5月18日 ブログ
当地は、先週末から緊急事態宣言解除となりました。
本日あたりから休業を取りやめて、条件付きながら営業を再開する店舗や飲食店も増えてくるかと思われます。
しばらくの間は、ヤレヤレ~良かった~とホントに大丈夫?が交錯することに。
場合によっては再宣言!ということもあり得るし・・・。
現在は、戦後の混乱期までを除き、今まで誰も経験していないような経済の低下局面となっています。
でも、金融機関への取り付け騒ぎや、大規模デモ・暴動が起きていないだけ、ヨシとすべきか。
なんだかんだと批判はあるものの、社会安定のために政府・行政機関は良くやってくれていると思います。(特に市民の窓口となる部署・・・ストレスは如何ばかりか。)
欲を言えばキリがない・・・。
では、本日も「ありがとうございます」の気持ちでスタート!。(^_^)/
JCペニー・・・
2020年5月17日 ブログ
・・・米百貨店大手JCペニーは15日、米連邦破産法第11章(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、経営破綻した。同社は創業100年を超える老舗百貨店。(読売新聞オンライン)・・・
先月末のニーマン・マーカスに続いて、憧れだった米国百貨店グループが破綻・・・。
JCペニーよ、お前もか!。
ほぼ同時発生のアパレルメーカー、レナウン民事再生開始も衝撃的だが、個人的にはコチラの方がインパクト大!。
ノードスローム、メイシーズ、ブルーミングデールズ、サックス・フィフス・アベニュー(知っているのだけ・・・)は大丈夫なのか?。
ウォルマート~は、スーパーか。
いずれも、巨大モールのアンカーテナントばかり。
シアーズの際にも感じたが、米国流巨大モールの終焉なのか?デッドモール化が更に進むのか。
ある程度の店舗は、営業継続されるだろうが徐々に減っていったり、寂れていくのだろうな・・・。
決して対岸の火事ではなく、僅差で日本にも影響が及ぶでしょう。(既に到来中か。)
その名前を聞いただけで、ワクワクした憧れの米国の流通グループのマイナスなニュースが続く。
アマゾンエフェクトに加え、コロナ禍がリアル店舗の衰退に追い打ちをかけています。
時代の流れ~環境変化~ということだが・・・寂しい。