月別アーカイブ: 2021年8月
盛者必衰の理
2021年8月16日 ブログ
「易経」一日一言~8月16日 盛者必衰の理(しょうじゃひっすいのことわり)
亢龍悔ありとは、盈つれば久しかるべからざるなり。(乾為天)
・・・勢いのある昇り龍も、高みに昇り過ぎれば失墜し、降り龍となって後悔する。満月が必ず欠けるように、物事も盈ちれば、それは久しく続かないということである。
人は運や勢いに任せていると、その時がまるで永遠に続くかのように錯覚する。しかし、満ち足りた時に溺れて、驕り高ぶれば、得た地位も名誉も長くは続かない。
これは万人にとって戒めとすべき言葉である。・・・
8月15日
2021年8月15日 ブログ
8月15日~終戦の日。
1945年(昭和20年)から76年目の8月15日です。
春先に読んだ「日本のいちばん長い日」を思い出しながら~直接に経験してはいないが、当時のことを考えてみる。
そして、現在があることに感謝。
間接的ながら、次世代に語り継いでいく使命があると思います。
海鮮ドン
2021年8月14日 ブログ
「海鮮丼」~なんて、観光客向けの食べ物や!地元のモンは食べンわいや・・・と思っていました。
実際、ほとんど食べたことないです。
先日、所用もあったので、期間限定でランチメニューを始めたという「柿木畠いたる」さんへ~。
ほぼ人生初?の「海鮮丼」をいただく。
ワサビを醤油で溶いてお刺身を付けながら・・・続けてご飯。
思ったより美味しいじゃないか・・・。
付け合わせの野沢菜美味し。
チャンと中身を炙ってあるアラ汁美味し。
美味さにつられて、ノンアルビールも・・・。
目からウロコ!・・・「海鮮丼」を見直しました。
さすがは全国区の有名店です。
それにしても、先入観~思い込みってありますね。
24時間戦えますか
2021年8月13日 ブログ
夏季ダブルワーク前半のヤマ場?にさしかかっています。
疲労蓄積中~根性で乗り切る?。
そんな中、ふとYoutubeで聞いた懐かしい曲「勇気のしるし」♪
・・・黄色と黒は勇気のしるし 24時間戦えますか リゲイン リゲイン ぼくらのリゲイン アタッシュケースに勇気のしるし はるか世界で戦えますか ビジネスマン ビジネスマン ジャパニーズビジネスマン・・・♪
今や完全にブラックな内容ですが、流行っていた当時は当たり前?日本中が元気(カラ元気?)にあふれかえり、飛ぶ鳥を落とす勢いだった~古き良き時代・・・。
気合と根性に加えて、リゲイン飲んで乗り切る。
そんな当時の風潮とリゲインCMにドップリ飲み込まれて、気持ちばかりが先走っていた若輩者(バカ者)でした・・・。
振り返ると反省と恥ずかしいことばかりだが、今だにこの曲を聞くとテンション上がります。
リゲイン飲まなくても大丈夫。
経理から見た日本陸軍
2021年8月11日 ブログ
経理から見た日本陸軍 本間正人
・・・関特演予算は現在価値8兆5000億円 軍刀20万円 三八式歩兵銃45万円 米軍が驚いた洞窟内の衣服修理工場 中将の年収は戦時で7800万円!・・・(本書帯)
軍隊を兵器や人員規模で見るとカッコイイなー、強そうだなーの感想になります。
でも本書を読むと、軍隊スペックの胆は、裏方扱いだが経理と予算にあった!ということが良く分かる。
・・・日中戦争さなか、昭和12年9月に公布された「臨時軍事費特別会計法」は、一般会計とは異なり、戦争の勃発から終結までを一会計年度として、不足分は追加予算で補われる。毎年決まった時期に議会に提出する予算案のようにあれこれ論難され、時として否決されることから免れるわけで、現に戦争を指導している政府・軍部にとっては便利このうえない制度だった。・・・(P.36)
これに加え、同時に公布された「支那事変に関する臨時軍事費支弁の為公債発行に関する法律」で、日銀が軍事費捻出のために国債を引受けるようになり、天井知らずとなった軍事費予算は、昭和20年2月の追加予算までの累計で2219億2500万円(現在価値:約1109兆6250億円)!という天文学的数字にまでなったという・・・。
調べたところ、昭和15年時の日本のGDPは368億円だそうです。
本書の資料によると昭和17年2月には394億1950万円!もの公債が発行されているが、その1年以内には既に累計で900億円もの公債が・・・。
太平洋戦争序盤で、我が国は軍事面攻勢の時期だったが、内情は火の車・・・この公債の後始末はどうする計画だったのでしょうか。(勝ち続ければ何とかなる?。)
・・・なんか、現在も同様?どうなんだろう。
当時の日本の工業力は・・・そもそも部品の標準化という概念が希薄で、微妙な寸法の差が激しかった。特に叩いて形を成型する鍛造品は個体差が大きく、「芋鍛造」と呼ばれていたほどだ。そういった部品を製品に取り付けようとするのだから、すんなりとはまることは極めてまれである。そのため熟練工が部品を万力で固定し、やすりで削って部品のすり合わせをして、職人技で組み合わせるのが普通であった。(中略)だから、部品の互換性は全くないといって良く、万事がこのような状態であるから、生産量のアップや生産力の拡充も一筋縄ではいかなかったのである。・・・(P.55)
事実なら読んでいて、悲しくなります。
せっかく多額の(多額過ぎる!)予算があったのに、製造現場は・・・職人技(個人の技量)だけで保たれていたのか。
兵士・将校の給料や戦地手当や、糧食事情~満州での日本酒製造も興味深かったです。
当たり前ながら、日本陸軍も官庁であり、予算がないと兵器はモチロン食料も衣服も給料も何も用意できない。
戦時中でも(一応)調達先への支払いがあったようです。
読み終えて軍事力=経済力であること、お金が無いと軍隊は行動出来ないこと・・・そして、組織の大小に関わらず経理の重要性を再認識しました。
そして本書では書かれていなかったが、当時の日本には海軍もあったことも・・・。(;゚Д゚)
機を捉える
2021年8月10日 ブログ
「易経」一日一言~8月10日 機を捉える 躍龍の時代 或いは躍りて淵に在り。咎なし。(乾為天)
・・・今まさに天空に舞い上がろうとする龍を「躍龍」という。龍が空を飛ぶことは、物事の達成を意味する。そのために、時には飛躍を試み、時には深い淵に退いて初志を違えていないかと内観する。
物事の達成には、志を立て、学び努力して培った実力と経験に加え、タイミングを観る洞察力が必要となる。勝負の世界では一瞬の機を捉えられるかどうかが勝負の分かれ目。事業にもビジネスチャンスがあり、兆しを察する力が必要である。・・・
「TOKYO 2020」の余韻~冷めやらぬ時期に。
マサに「躍龍」なったアスリートの皆様には、純粋に祝意を表したいです。
おめでとうございます!。
開催~閉会してしまったので「TOKYO 2020」本来の評価は・・・未来になされるでしょう。
我が身のことにも当てはめてみよう・・・。
継続は力なり
2021年8月7日 ブログ
「易経」一日一言~8月7日 継続は力なり 終日乾乾(しゅうじつけんけん)すとは、道を反復するなり。(乾為天)
・・・「継続は力なり」で、本物の力をつけるには同じ事を繰り返し続けていく必要がある。「終日乾乾」とは、日々邁進し、手応えをつかみ、充実感をともなって実践していくこと。これを日々繰り返し、反復継続することで物事の道が大きく開けていくことになる。・・・
「TOKYO 2020」も、明日(8月8日)が閉会式です。
メダリストはモチロンのこと、出場選手各位はマサに「終日乾乾」なのですね。
ただ~のんべんだらりと、日々同じことを繰り返していても、力は付かないし道も開かない・・・。
少々、ドキリ!とする「終日乾乾」でした。(^_^;)
エビハントン
2021年8月6日 ブログ
閉店ニュースのためか、週末は~ゲキ混み状態の石引「キッチンすぎの実」さん。
平日のピークタイムを外しても、普段より?お客さんが多い。
数回見送った後、ようやくスッと着席出来ました。
次回はコレを食べる!と決めていた「エビハントン」をオーダー。
場所柄、以前から学校や病院関係のお客さんが多かったようです。
ハントンが来るまでに、周囲へ聞き耳を立てると、そんな往時を懐かしむ会話が聞こえてきます。
古き良き時代の「思い出の味」なんでしょうね。
過去を振り返ってばかりではイケナイ!とも言いますが「故きを温ねて新しきを知る」とも言いますからね。
そう言っている自分は「すぎの実」さんへの初訪問は、8年くらい前だったかなー。
営業年数から言うと、まだまだ新参者なのにジマンらしいことは言えませんが・・・。
あいそんない
2021年8月5日 ブログ
今月末まで、まん延防止等重点措置~で飲食店での酒類提供が出来ない状況です。
外食~会合機会が消滅しました・・・。
残念がっていても仕方がないので、気を取り直し、久しぶりに自宅で缶ビールを飲む。
・・・アレ・・・あまり美味しい!と感じない!~のでした。
外で飲むと、美味しいのに。
缶のまま飲むから?お店じゃないから?・・・今まで、自宅では炭酸水ばかり飲んでいたから?。
前回のまん延防止~以来、自宅ではノンアルビールか炭酸水ばかり飲むようになっています。
その味覚になってしまったのか・・・。
あまり飲まなくなり、酒量が減って身体にはいいのかもしれないが~。
あいそんないな・・・。
くちなしの花
2021年8月4日 ブログ
坂村真民一日一言~8月4日 くちなしの花
・・・責めるな 責めるな 人を責めるのが 一番いかんと 朝夕 わたしに告げる くちなしの花・・・
コロナ禍がなかったら、かなり世の中の雰囲気が変わっていたと思います。
確かにコロナ禍が悪い!が・・・。
さらに○○が悪い、○○〇のせいだ!、△△の対応がダメ!、△△△もっとシッカリせよ!・・・と、あちらこちらで不平不満があふれ出すのでした。
くちなしの花言葉は、「とても幸せ」「洗練」「優雅」だそうです。
何かを責めたくなる気持ちも理解できるが~責めたところで解決や改善には、なかなか向かわない。
一日一言のように、気持ちを落ち着かせて・・・(極力)まいりませう。
♪ 小さなしあわせ それさえも 捨ててしまった 自分の手から
くちなしの花を 花を見るたび 淋しい笑顔が また浮かぶ
くちなしの白い花 おまえのような 花だった ♪
自分を責めてもいかんのですね。
スニーカーの文化史
2021年8月3日 ブログ
「スニーカーの文化史」いかにスニーカーはポップカルチャーのアイコンとなったか ニコラス・スミス=著 中山宥=訳
・・・競技場からストリートへ ストリートからSNSへ ライフスタイルとカルチャーの変革を見つめ、誕生から現在までをたどる、スニーカー・クロニクル(年代記)・・・(本書帯)
原題は「 KICKS THE GREAT AMERICAN SNEAKERS 」
1830年代の合成ゴム開発から~アディダス&プーマを設立したダスラー兄弟の確執~ビル・バウワーマンとフィル・ナイトのナイキ創設話~オニツカタイガーとの決別~なつかしさ満載の大河ドラマ風に読む。
コンバース・オールスター、プロケッズ・ロイヤル、オニツカタイガー・リンバーアップ、アディダス・スパースター、スタンスミス、ナイキ・ワッフルトレーナー、ニューバランス320・・・本書に登場する往年の名シューズの数々。
ネットで、その姿を確認しながら読み進めます。(版権・肖像権(シューズにもある?)のためか、それと特定できる画像やイラストが一切本書には掲載されていません!。)
久しぶりに見るシューズ達の姿は感涙モノ・・・(アレッ?一世を風靡したB社ブランドが無いのはなぜ?)。
現在も復刻モデルが存在するが、オリジナルが持つ何とも言えない雰囲気と存在感は、当時の現物を手にしたことがなければ理解できない!と思うのでした!!。
なお、個人の見解ですけど、用途がスポーツ向けの靴が「シューズ」で、見かけはシューズだがファッション志向が高いと思われる靴を「スニーカー」と呼び区別しています。
なつかしがってばかりではイケマセン。
「TOKYO 2020」も佳境ですが、以前はオリンピック=アマチュアスポーツの祭典だったことを忘れてはならないと思います。
最高レベルのスポーツ競技を求めると、プロ競技と重なってくるのは致し方ないのかもしれませんが・・・。
本書でもプロ選手や有名選手に自社ブランドの競技用シューズを提供することの是非が、問われた古き良き時代?が書かれています。
今や、スポーツ選手だけではなく、アーティストや芸能人が身に着けているスニーカーに注目が集まりSNSで拡散され、異常な人気を呼ぶ。
ファッションブランドとのコラボで、これまたスニーカー盗難や強盗騒ぎまで起きてしまう。
シューズ(スニーカー)の生産国での過酷な製造現場環境が明るみになったり、履いていた人物のスキャンダルでブランドイメージを著しく低下させることもある(その逆も)。
販売方法もショップ販売からネットに移行し流通僻地は無くなり、いたるところでレア物の入手が可能になった。
・・・スニーカーブランドは、消費者から注目され、選ばれ、先々まで買い続けてもらえるように、考えうる限りの努力を重ねる。しかし最終的には、購入後にどう扱うかによって、消費者とスニーカーの関係が定まる。買ったスニーカーを毎日履くかもしれないし、特別なときだけ履くかもしれない。スポーツに活かす人もいれば、おしゃれに活かす人もいる。真新しいまま箱のなかに保管して、いずれ転売するつもりの人もいるだろう。ごみ箱へ投げ込まれて燃やされ、SNSで見世物になるスニーカーもある。愛されるスニーカーもあり、ないがしろにされるスニーカーもある。・・・(P.333)
かつてシューズ(スニーカー)コレクターだった一人?としては、転売目的や破壊するなんて考えられない暴挙です。
スポーツ選手&メーカー・小売業者以外が金儲けの手段としてシューズを扱うなんて・・・でも、オリンピックも含めてスポーツを取り巻く環境は拝金商業主義にどっぷり浸っているのだなあ。
キレイごとばかりでは、モノゴトが上手く行かないことの方が多い・・・現実。
本書のおかげでスポーツシューズ興味を持ち出した頃の「キレイ」な面を思い出すことができました。
だから、当時のシューズが輝いて見えるのかもしれない。