月別アーカイブ: 2023年4月
卯月晦日 どうするGW
2023年4月30日 ブログ
久しぶりの連休感あふれる「ゴールデンウィーク」らしい連休期間ですねー。
例年通り、特に遊び行く予定もないが、行楽地の賑わい報道を見て気分だけ連休。
そんなワクワク感に水を差すような報道が先日ありましたが・・・。
「2070年、3割減8700万人」「出生、59年に50万人割れ」「人口減 縮む国力」「生産性向上が急務」 (4月27日 日経朝刊)
おどろおどろしい見出し・・・。
以前からわかっていたことだけど、このタイミングでの報道に何らかの意図を感じます。
タイヘンだー、どうしようー・・・と思ったところで連休突入~でもインパクトはあるので、頭の片隅には残るものの、50年も後のことだし・・・他人事に思ってしまうかも。
GWの連休中にみんなで一緒に考えましょう?か。
「どうする日本」・・・人口減でどうする。
「昭和の日」
2023年4月29日 ブログ
4月29日は「天皇誕生日」じゃなくて「昭和の日」~ようやくなじんできました。
巷では、昭和歌謡、昭和家電、昭和な風景~「昭和ブーム」なんだとか。
「ゴジラ」「ウルトラマン」「仮面ライダー」のシン・三部作も昭和リスペクトの産物。
昭和は64年まであるが、おそらく40年代~50年代を中心としたあたりが「昭和ブーム」を色濃く感じられる期間なのかと思います。
「昭和」発信するメディア関係者の中枢が、同世代であることも影響しているのかもしれません。
かなり昔のような、つい最近の事のような気もします。
当社の「赤坂プラザ」がオープンしたのも、昭和51年(1976年)なので、ジャスト「昭和」ですねー。
高度経済成長からバブル経済への過渡期~日本全体が明るい未来を描けた時期でもある。
昭和ノスタルジー・・・先が不透明な現代社会より、楽しかった?過去を振り返ることが多くなった証かも。
懐かしむのは「昭和の日」だけにとどめて、未来志向でまいりませう。
腕時計
2023年4月28日 ブログ
約25年前に購入した腕時計と、5年前に購入した某国産メーカー腕時計を交互に使用しています。
古い方は機械式なので、しばらく使っていないと止まってしまうし、数年置きにオーバーホールしなければなりません。
それはそれで愛着が湧いていいのですが、タマ~の出費が大きいです・・・。
比較的新しい方は、GPS衛星からの電波で正確な時間を表示し、ソーラー充電で電池交換も基本不要の優れモノ。
優れモノ・・・なんですが、ここしばらくは使わず抽斗にしまってありました。
久しぶりに使おうと、出してみると・・・止まっている?。
あちこち触ったり振っても動かない。
コレもオーバーホール行きか!・・・と観念(?)したが、説明書を読んでみると、あらためて「ソーラー充電」だったことを思い出す。
陽当りのいい場所に半日置いていたら復活しました。
植物みたいな・・・先ずは一安心。
日陰で保管してもイイものとイケナイものがありますね。
単に説明書を見ていなかったり、製品の仕様を理解していなかったダケなんですが・・・。
積読
2023年4月27日 ブログ
・・・読書には3種類ある。朗読、黙読、そして積置(つんどく)だ。江戸時代、すでにそんな分類法があったという。明治に入り、「置」のかわりに「読」の字をあてた「積読」の表記が現れる。未読の書を抱え込む積ん読の歴史は古い。・・・日経春秋(2023年4月24日)
~まるで現状を言い当てられたかのようで、ドキリ!としました。(^-^;
積読に加え、途中で止まっている「止め読」もあります。(勝手に作った造語)
再び読み始めなければ・・・積読が増えていく。
春秋コラムは、積読に肯定的なので一安心?してもいいか~。
・・・気になる本があれば、積ん読になっても買っておこう。著者と自分自身、両方への投資になる。・・・
更新止まる?
2023年4月23日 ブログ
当ブログを書き始めるキッカケにもなった「浅草すき焼き ちんや ブログ」が、3月8日から更新されていません。
以前にも更新がなかった時期がありましたが、その際は、お怪我をされていたとのことでしたので~やや心配です。
M&Aで事業承継し・・・との内容もあったものの、その後のブログ更新が続いていたのですが~どうしたのでしょう。
ふたたび浅草に行った際には、すき焼き食べたい!と常に願っています。(お店は通常通り営業されています。)
・・・本ブログの更新が何らかの理由で出来なかった場合を考えてみました。
ほとんど閲覧者はいないので、どうってことはないが・・・ヒョッとして案じてくれる「誰か」はいるのだろうか?・・・と、フト思っております。
黒い海
2023年4月21日 ブログ
「黒い海」船は突然、深海へ消えた 伊澤理江
・・・第2管区海上保安本部(宮城県塩釜市)に入った連絡によると、23日午後1時30分ごろ、千葉県犬吠埼灯台の東約350㌔沖の太平洋で、巻き網漁船第58寿和丸(135㌧、乗員20人)が転覆した。船体は沈んだ可能性が高い。僚船が引き揚げた7人のうち4人の死亡が確認され、3人は無事で、13人が行方不明になっている。現場付近にいた僚船が捜索している。(2008年6月24日 朝日新聞朝刊)・・・
ノンフィクション~実話です。
生存者の証言に基づく、第58寿和丸が突然の転覆~救助に至るまでの描写が生々しい。
読み手も、重油が漂う「黒い海」に、いきなり放り込まれる・・・それ以前にワケがわからないまま、船内に取り残されてしまった行方不明者もあるのだが・・・。
第58寿和丸が所属する、いわき市小名浜の酢屋商店と野崎社長も漁船遭難の対応に追われます。
そんな中でも、容赦ない報道陣からの取材攻勢に怒りを感じました。
このような大変な出来事があったにも関わらず、わずか3年後に東日本大震災と、それに伴う原発事故が発生。
さらには現在まで続く「汚染水海洋放出問題」が、福島県漁連漁連会長でもある野崎社長に降りかかる~まさにこれでもか~これでも~と、理不尽な災い・問題が次から次へと降りかかる。
このような現実が続いたら・・・堪えられず何もかも投げ出したくなるでしょう。
「世界は人間の理性を超えている、それだけのことなのだ。」アルベール・カミュ『シーシュポスの神話』(本書冒頭)
本書が突き止めつつある?「真実」はかなり衝撃的でしたが、同時に野崎社長の人間ドラマに引き込まれていました。
アルベール・カミュ・・・読んでみようかと思う。(読めるのか?)
不条理・理不尽~を受け止められるのか。
カンパイ
2023年4月20日 ブログ
某会の懇親会で、乾杯の発声を頼まれました。
頼まれて了承したまでは良かったが、冷静になるとチョッと重圧感じてきました。
主催関係者挨拶の次に来る部分で、長すぎても短すぎても具合がよろしくないし、主旨から外れてもいけないし、当然ふざけたこともダメ。
シマッタ!気易く受けるものではなかった・・・あとの祭り。
なんとか考えて?心の中で反復します。
「えー諸先輩方がいらっしゃる中、タイヘン僭越ですが乾杯の音頭を取らせていただきます・・・。」
その後一瞬~真っ白になる。(^-^;
壇上から会場を見渡して(5秒くらい)反復した内容を思い出しました。
「▽※◇○※△□○◎(ムタムタ)~それでは、杯をアゲマスのでご唱和願います。」
「○○会と、ご参集の皆さまの弥栄を願いまして~乾杯!」
疲れた・・・(~_~)。
人魚図
2023年4月19日 ブログ
日経紙連載「江戸の動物画事情 十選」(10)瓦版「人魚図」
・・・その肉を食えば八百歳の長寿が約束されたという人魚。古来、北陸から東北地方にかけての日本海側に多くの目撃情報が寄せられてきた。(中略)「人魚」の実体については地域差があるようだが、日本海側ではアザラシ等の海獣類、もしくは紐体類に属するリュウグウノツカイのような深海魚だった可能性が高いという。・・・
画像は、文化2年(1805年)富山湾内で捕獲された人魚の瓦版で、体長10メートルで長い毛髪を備えていた・・・との記述。
実体をかなりデフォルメしてこうなった!と思いますが、こんなのが実際に現れたら怖い。
瓦版~売れるように大げさに表現したのかと。
スゴイ想像力・創作力です。
週刊誌なんかも大げさな見出しの方が注目されますからねー。
このような「瓦版」がひとり歩きして、実際にこんなが人魚発見された!と信じる人も多数いたかもしれません。
現代のフェイクニュース&陰謀論的な。
伝わる間に尾ひれが付くのは、今も昔も変わらない。
神仏習合
2023年4月18日 ブログ
「神仏習合」 義江彰夫 著
・・・古代末期の東国の反乱者、平将門は巫女の託宣により「新皇」に即位する。託宣に登場するのは菅原道真の怨霊と八幡大菩薩。これを神仏習合の劇的な発現とみる著者は、神宮寺の発生から密教の展開、怨霊観念の成立、ケガレ忌避思想と浄土信仰、そして本地垂迹説・中世日本紀にいたる過程を分析し、社会的背景を論じつつ、全体象に迫る。・・・(本書カバー)
書店の中古本コーナーで、ジャケ買いならぬ~タイトル買いした本。
なかなか手こずりました・・・。
古来、日本は八百万神々がおわす所なので、仏教が伝来後に八百万の中に取り込まれた結果が「神仏習合」かと思っていました。
・・・我は多度の神なり。吾れ久劫(きゅうごう・長い時間)を経て、重き罪業をなし、神道の報いを受く。いま冀(こいねがわく)ば永く神の身を離れんがために、三宝(仏教)に帰依せんと欲す。『多度神宮寺資財帳』788年(延暦7年)・・・
本書の冒頭にある、このような神の告白にビックリ。
神の身は辛いので、それを離れて仏教に帰依したい~8世紀後半から9世紀前半にかけて全国で続発?した仏になろうとする神々。
神の告白~とはいうものの、実際は当時の権力者や支配層の代弁だったのかと思う。
思想(宗教)は権力と結びつきお互いに利用し合ったり、反発したり?を繰り返していたのでしょう。
明治期の廃仏毀釈で神道と仏教が分けられたが「神仏習合」の歴史が圧倒的に長いです。
最初に書いた「八百万の神々~」も、近代に広まった考え方なのかもしれません。
秘密結社的?な、チョッとキワモノ?感覚(失礼ながら)で見ていた「神仏習合」とその祭祀施設(神社仏閣)は、我が国古来の思想にマッチしているような気がしました。
朝顔に双猫図
2023年4月17日 ブログ
日経紙連載「江戸の動物画事情 十選」(8)原在明「朝顔に双猫図」(部分)
・・・猫は中国の発音で70歳を意味する「耄(もう)」に通ずることから、同じく80歳を表す「耋(てつ)」に音通する蝶とともに長寿を象徴するモチーフとされ、日本でも描きつがれた。もっとも中国語の音に通じていなくとも、蝶(ちょう)と猫(みょう)とで「長命」の語呂合わせも成立しただろう。長寿を祝う「算賀」という儀礼があるが、猫はそのような場にふさわしい主題だったのである。・・・
猫は愛らしいうえに、めでたいラッキーアニマル。
航海の守り神的存在。
鼠除けの神様。
イヌと並び、昔から愛玩動物のツートップ。
画像からも猫のモフモフ感が伝わってきます。
なぜか鼻をさわりたくなる・・・。