金雲たなびく洛中

日経紙連載「日本史のネコ」十選(9)

岩佐又兵衛「豊国祭礼図屛風」

・・・慶長9年(1604年)の豊臣秀吉七回忌の祭典を、比類ない濃密さで熱狂的に描く屛風である。(中略)京都の町々からは、5組各100人の風流踊が出た。阿波踊り、よさこいの類である。下京の丑寅組は、仮装の「一つ物」として黒牛に乗る眼鏡男を立て、丸く座った猫を描いた大団扇をかざす。・・・

 

画像の右下辺りの傘が開いたとなりにネコ団扇が見えます。

ネットで拡大画像を探した見当たらず~そういえば「奇想の系譜」図録に岩佐又兵衛が載っていたハズ!。

早速、開いてみると「豊国祭礼図屛風」は載っていたが、残念ながら画像が小さかった・・・。

 

似た感じ?の「洛中洛外図屛風」は部分的な拡大画が載っていたので眺めてみます。

画面一面に金雲がたなびく中に緻密に描かれた人物をジッと眺めていると、絵に引き込まれていく感じが・・・。

当時の京の賑わいや風俗が興味深い。

犬を連れた人物はあるが、猫は見当たらないのは、座敷ネコが一般的だったからでしょうか。

 

「奇想の系譜」図録大活躍です。