非産運用~捨てられる〇〇
「捨てられる銀行2 非産運用」 橋本 卓典
前作「捨てられる銀行」で、銀行をめったぎり?にした著者の第二弾です。
今回は金融機関で扱う金融商品とその手数料をめったぎり。
~フィデューシャリー・デューティー(Fiduciary Duty)「真に顧客本位の業務運営」~
本書でタクサン登場するフレーズです。
金融機関が本当に顧客のことを考えて、適切な商品と運用アドバイスを、適切な手数料で提供してくれればイイのだが・・・。
本書が書かれた背景には、将来に亘る日本国内の人口減少と産業衰退があります。
今のうちから、1700兆円ともいわれる国内の家庭金融資産を有効に運用すれば、スゴイ運用益が期待できる(カモ)!?。
国をあてにしないで、各自で老後資金をねん出してネ・・・との側面がチラチラ。
めったぎりされた金融機関もタイヘンだが、それが存在する国の住民も同様だ・・・。(~_~;)
国民も捨てられる・・・?。
そんな事は無いと思いたい。
『顧客のカネを高い手数料で奪い、「悲惨運用」「非産運用」を繰り返す銀行・証券・生保・運用会社は、森金融庁によって「見える化」され、自然淘汰に追い込まれる!「フィデューシャリー・デューティー」のない金融機関は、絶対に生き残れないのだ。』(本書帯裏面)
前作でも思いましたが、辣腕を振るっている森金融庁長官の退任後はどうなるのだろう?。
同様の施策は継続されると思いますが~。