ときは今・・・
~名将名言録 一日一言~ 五月二十八日
「ときは今あめが下知る五月哉(さつきかな)」 明智光秀
天正十年(一五八二)五月二十七日、中国出陣を控えた光秀は愛宕山に参籠(さんろう)。
この時、光秀は同山の愛宕権現の神前で二度、三度と籤(くじ)を引いたという。
明けて二十八日、西坊で連歌の会が開かれた。
その席で、光秀が付けた発句がこれ。
「とき」には土岐、「あめが下知る」には「天が下知る(支配する)」の意味が隠されており、今こそ土岐源氏の自分が天下を治める、と読み解けるという。
光秀の発句に続けて、威徳院行祐が「水上まさる 庭の夏山」、第三に里村紹巴が「花落つる 池の流を せきとめて」と詠んだといいます。
その後、六月二日に明智光秀は本能寺を目指した・・・。
これは、光秀の意思表示なのか?後に続く句は引き止めようとしたか、反対に煽ったか?~と歴史ミステリーの題材として有名。
それにしても、連歌とはとても高等な遊びです、ついていけない・・・。
で、実際はどうだったのでしょう?。