某小売店チェーンの業務を受託している物流センターの話を聞きました。

直接、現場を訪れたのではないので、不正確な内容があるかもしれません。

小ロット・多頻度配送を担っているところです。24時間稼働で納入車両や配送車両が引っ切り無しに出入りしています。受発注のシステムがどれだけIT化されても、店舗ごとの商品揃えはヒトが行います。

ヒトのやることですから、たまに欠品がでます。商品価格以上の違約金。

商品の破損もあります。例えば、缶コーヒーのケースを落して、中の1つでも凹みがあったらケースごと買い取り。

ハッキリ誰々が原因!と分かる件は当人に対し、不明なものはチェーン本部から物流センターに対し、ペナルティが課せられます。

自然災害時も余程の理由がない限り、配送遅れのペナルティが課せられるらしい。

商品品揃え時は、それぞれ扱い商品分類ごとに色分けされたエプロンを付けて作業するそうです。エプロンを付けていないと作業もできないし、指定されたエプロンでないと商品に触れることもできない。

商品を配送する巨大な仕組みのパーツとしてヒトが組み込まれていて、ヒトも商品も、時間~時間でキッチリ管理されている印象を受けました。

このおかげで、店頭の同じ価格・鮮度・商品量・品揃えが、何時訪れても保たれているのです。

誰かが便利な反面~かなりの負担を誰かが負っている。それが経済社会だ!ということなのですが・・・。

「日本でいちばん大切にしたい会社」を読んで、すぐに聞いた話。

両極端な内容で~考えさせられます。

~私の組織の目的は何ですか?。~