11月13日の北陸中日新聞「中日春秋」の内容。

・・・山本周五郎の名作『さぶ』に好きな場面がある。屏風やふすまなどを張る経師屋(きょうじや)で働く英二が、理不尽な罪で島送りになった後、一流の職人を目指してやり直そうとする時のことだ。人足寄場の仲間から言葉を掛けられる。<生まれつきの能を持っている人間でも、自分ひとりだけじゃあなんにもできやしない、能ある一人の人間が、その能を生かすためには、能のない幾十人という人間が、眼に見えない力をかしているんだよ>。天賦の才があっても、一人では輝けない、そんな道理をさりげなく教えている。・・・

 

コラムの主旨は、先日あった某人気プロ野球球団の一件についての批判であったと感じましたが、冒頭の抜粋部分は日常生活でも当てはまります。

才能の有無を問わず、生活していくうえで、朝目覚めた瞬間から、様々な人たちのお世話になっています。

顔を洗うために蛇口をひねると水が出る。⇒水道局があるおかげ。

新聞を見る。⇒配達してくれる人・新聞会社のおかげ。

テレビの電源を入れる。⇒電力会社・放送局のおかげ。

着替える。⇒衣服を販売しているお店のおかげ。

食事をする。⇒食べ物を生産してくれた農家・工場のおかげ。

出かける。⇒舗装された道路は、行政のおかげ。・・・

一人一人の生活は、周りの人たちの”おかげ”で成り立っています。みんなで支えあっています。

 

ショッピングセンターも、毎日定時に開店営業できるのも電力・上下水道の供給があり、メンテナンスの方々、警備関係方々が仕事をキチンと、やってくれているおかげであります。

それとモチロン、地域社会全体と、ご来店いただいているお客様のおかげです。

 

とても当たり前のことで、普段は意識することは無いですが、コラムを見て再認識しました。