また本ネタです。これは、先日読み終えた「震える牛」。

新聞広告で見て「へぇ~面白そう~だな。」と微かに記憶に残っていた本です。

41QD5NyePNL__SL500_AA300_.jpg映ってないけどタイトル帯が大袈裟です・・・。

某大手流通企業をモデルにしたと思われる「オックスマート」を中心に、食品産業と消費者、大型商業施設・まちづくり、政治、行政・・・それに大スキャンダルが入り乱れる内容。

現在の流通業全般の在り方を批判しています。

ショッピングセンターについて描かれている部分もあり、興味深く見ましたが~チョッと取材不足かな~。

偏見で描かれているみたいな感じも・・・。(多少、他の部分も・・・。)

 

タイトル帯裏にもありますが、警視庁捜査一課第三強行犯係の主人公が終盤にこう語ります。

「大きな商業施設に行って、豊かになったつもりでいたんだ。この商店街みたいに、身の丈で暮らせるのが一番だと思わんか?。」

こじ付け感?がある締めのセリフですが、耳に残ります。

 

展開が速く、読み易かったですね。フィクションですけど、かなり現実に近いコトもあるのか?。

 

でも、どれだけベストセラーになっても、間違いなく映像化されないでしょう。(多分。)