7月19日(木)日本経済新聞 文化面記事、「夢の国 庭師の小さな世界」。

東京ディズニーリゾートの植栽64万本を世話する、「庭師」の方が紹介されています。

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臨海部の施設だから塩害に強いマツ類を海側に配す工夫や、低木や花壇以外の樹木は、ほぼ自然のままの姿を見せているということ、それは非日常空間の演出にはリアルさが必要だから。

パーク内の花壇の花は常に満開状態。ファンタジーの世界にしおれた花は似合わない・・・。

と、さり気なく書かれていますが、365日~この状態を維持するのは大変な労力とコストが必要でしょう。

日常的には、開園前の未明~早朝に、また閉園後の植栽の手入れがあり、また台風等で樹木が折れたりしないように不眠不休の作業が続きます。

東京ディズニーリゾートという巨大な森の”番人”。

 

テーマパークはアトラクションや、施設の広大さ、素晴らしい接客サービスが注目され脚光を浴びますが、それらを支える全ての部門や関わるスタッフ(キャスト?)の働きで成り立ち、全体で満足度の高いテーマパークと、お客さまから認識されるのですね。

この記事で、かなり以前に訪れた際に、パーク内のモノは本物ではないが、本物同様の作り込みがしてあり、手抜き感がない!とチャベチャベと思ったことを思い出しました。

 

非日常空間を維持するため、日常のメンテナンスは欠かせないのでありました。

規模の違い雲泥の差ですが、我々も同じ気持ちを持って取り組んでまいります。