読書会の課題本「小商いのすすめ」 平川克美 著。

なんとか、開催直前で読了。

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経済成長の重要性が語られることが多い中では、異質の内容の本かと思います。

経済成長なしで成り立つ「縮小均衡」社会を謳っているのですから。

この主張に対する、読書会参加者の方々の感想が楽しみだな。

 

本書で「小商い」とは、商売規模の大小ではなく、「いま・ここ」にある自分に関して責任をもつ生き方である、と述べられています。

しかし、それは単なる自己責任ではない。

本来、自分には責任のない「いま・ここ」に対して責任を持つこと。無償の地域活動なんかがそう。

誰もやりたがらないが、誰かがやらねばならない仕事。

合理主義的には損な役回りをする人があって、はじめて地域という「場」が動き出す・・・という件には、おおいに共感。

自らが、現在、携わっていることが全てそうだとは思いませんが、とても勇気付けられる箇所でした。

 

実は、この本を入手するのに手間取り、読み始めたのは読書会3日前から。

ネットで買えば早く手に入ったのだが、極力、地元書店で買おうとしていたら時間がかかってしまった。

しかし、この本を読み終えて、時間はかかったが、地元購入で良かったのだ~と感じる。