ショッピングセンター業界の著名なコンサルタント 六車(むぐるま)秀之氏は、消費タイプを4つに分類しています。

 

プレ・モダン消費・・・まだ、生存するための消費しかない時代。

モダン消費・・・モノを買い、モノを消費し、モノを使用し、モノを所有することの連続性を喜びと感じる消費時代。(高度成長経済時代)

ポストモダン消費・・・モノ離れにより脱モダン消費経済となり、バリュー志向もニーズ構造となり低成長・ゼロ成長の消費時代。

ニューモダン消費・・・新しい切り口や新登場のニーズが主体となり、新たな成長が期待できる消費経済。(安定成長経済時代)

 

現在の日本は、ニューモダン消費へ入ったばかりで、流通先進国といわれるアメリカは、既に2001年頃にニューモダン消費に入っているらしい。

日本の消費動向は、おおむね10年程度のズレでアメリカに追従している。

アメリカのショッピングセンター動向は、日本の10年先を歩んでいるといわれる所以です。

 

さて、日経紙上で「再生米国を歩く」という特集があります。

ゼネラル・モータースが完全復活を果たそうとしている華々しい反面、その本社があるデトロイト市の荒廃

ぶりが痛々しい・・・。

これはショッピングセンターや流通業への影響も大きいだろう。

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アベノミクス効果で日本経済は上向き傾向にあると~の報道がありますが、一部の企業業績が改善されても、市民生活にまで反映するかどうか・・・。

 

10年後の日本の姿ではありませんように・・・。