K・C・Gのセミナー開催。

今回の講師は、独立行政法人 国際協力機構(JAICA)北陸支部 業務課課長 星野明彦さまです。

演題は、「ODAを活用した中小企業等の海外展開支援」。

星野課長は30ヵ国以上の国々を渡り歩いており、そもそもODAって何?というところから解説です。

 

解説の中で、「ハンガーマップ」を初めて知りました。

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赤く色分けされた国は、3人に1人の割合で飢餓状態。そのほとんどがアフリカ大陸に集まっています。

自然環境・国内外の物流・政治・識字率が低い・・・等の原因が重なりあった結果らしい。 

 

そのアフリカは現在、豊富な天然資源と市場を求める各国の援助や投資で経済成長が著しいといいます。

世界人口の7割(40億人)を占める低所得者層(年間所得$3,000)向けBPO(Base of the Pyramid)ビジネスへの取り組みも増えているともいいます。

そのおかげで様々な問題は解決へ向かうでしょう。

 

ここで、・・・先日の「知の逆転」、ジャレド・ダイアモンド編の、世界は「成長の限界」に達しつつある~が、思い出されました。

今後、どのようになっていくのか?。

遠い国の出来事・・・ではなく、全世界的な関心事・・・。

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なかなか聞く機会のない内容が盛り沢山でした。ありがとうございます!。

地方の中小企業も海外展開の可能性がある~との内容が主でしたが、前掲の「ハンガーマップ」が、印象に残りました。

 

また、マラリアで高熱にうなされたり、強盗に刃物を突きつけられたり、アフリカゾウに追いかけられたりした星野課長の体験談も印象に残ります。

野生の大型動物(ゾウやカバ)は車にも突進してくるので、ライオンより恐ろしいらしい・・・・。