東海林さだおサンの「ホルモンの丸かじり」。

相変わらず楽しいエッセーです。大笑い(ココロの中で)させてもらいました。

今回の受けネタは、「釜めし家一家離散」・・・駅弁で有名な釜めしの具を取り出して並べて食べる。

「フルーツサンド奴(め)!」・・・食事なのか?お菓子なのか?でお怒りです。

「鰻重グジャグジャ」・・・キレイに乗っている鰻をご飯とぐちゃまぜにして食べてみたら・・・。

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 東海林さんの食べ物に対する深いコダワリと愛情に感銘?を受けるワケですが~その中でベスト!と思ったのは、「カツカレーの正しい食べ方」。

その前に正しいカツカレーは?の問いがあります。

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正解は図A-⑥らしい。まあ①の他はすべていいんじゃない?とも思いますが。

で、食べ方です。

スプーンと箸で食べるのはイケません。

スプーンだけで食べるとカツ単独の味と、半身にカレーがかかっている味、全体にカレーがかかっている味を楽しめるからダ、そうです。

フォークとか先割れスプーンについて、述べられていなかったはやや不満。

ソースをかけるのもイケナイらしい。私的にはゼヒ!ソースしたいのだが・・・。

このように、カツカレーを巡って著者と読者との意見の対立?があり、混沌としていくのでした。

そして、最後の一行でバッサリやられます。

 

「なあに、カツカレーなんて、もともとどっちだっていいもんなんですから。」

今までの葛藤は何だったのか・・・。