丁度、GWの真ん中辺りになります。

毎年なんですが、連休・・・といってもあまりピンと来ない日々。

仕方ないです・・・。

 

「日本の伝説」 柳田国男 を読みました。

なんとも~不思議なタッチの表紙。

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伝説・・・昔話より高等?で、民俗学という程でもない気がします。

その土地に伝わる言い伝え、伝承。

各地には似たような伝説がありますね。

県内で取り上げられていたのは、白峰・小松・高松・志賀等で、金沢と近郊の話はありません。

どちらかというと、人々の移動が少ない土地の方が、土地の伝説として語り継がれ根付いていくのでしょうか。

 

この本が書かれたのは、70年以上前の昭和15年です。

著者は、この当時から、日本の伝説が次第に忘れ去られて来つつあることを心配しています。

このような著作にまとめてくれたおかげで、現代でも読むことが出来ます。

自分が住む土地の話を読んで、その近隣の話、そして似たような話が他に何処にあるのか?と、興味の範囲が拡がっていくことが楽しいと感じました。

何でも、先ず、興味を持つことは大事。

 

映像で再現すると、かなりグロテスクな怪奇現象?的な内容も、文末が~です。~ます。と、なっていて優しい語り口なので、コワくないのです。

エッセイと思って読むと面白かった。

 

さて、5月も張り切っていこう!。