月別アーカイブ: 2014年5月
皐月 晦日
2014年5月31日 ブログ
「百万石の留守居役」 波乱(一)・思惑(二) 上田秀人 著。
某書店の新古本コーナーで発見した、加賀藩が舞台の作品です。
発行日は、昨年11月と新しいのに定価の4割引きで、さらにレジで半額!になりました。
著者への印税が減るのか?ともあれ、安価で新品を購入できるのは有りがたい。
病弱な四代将軍家綱の後継として名前が挙がったのは、なんと外様大名の加賀藩主 前田綱紀だった?。
外様潰しの策略か、親藩入りの好機か?で、加賀藩は二分されてしまうという大胆な仮説からスタートします。
仮説か史実があったかは不明だが、興味をひく見方ですね。
主人公 瀬能数馬と許嫁とのやり取りが現代風すぎたり、剣闘シーンの描写や人物の発する擬音?にやや違和感を感じるものの、面白く読めました。
全二巻のつもりで読んでいましたが、さまざま伏線が張られているな~。
次代将軍の件は解決しましたが続きがあるようです。
エンタテーメント歴史小説。
また新古本コーナーで見つけることができるか?。
さて、怒涛?の5月でした。
来月はゆるゆるといけるかな~。
あまり癒されない心の詩
2014年5月30日 ブログ
一昨日~昨日とパレットお客様特別ご招待会を行いました。
晴天(暑い・・・)にも恵まれて、数多くのお客さまにご来館いただきました。
まことにありがとうございます!。
さて、「あまり癒されない心の詩」 佐藤正明を読みました(見ました)。
作者は、中日新聞で政治風刺マンガを連載しています。
ということで、かなり毒を含んだ?内容が多いのです。
でも、マンガとともに描かれているから毒も薄まる。
名言・・・ではないが、ミョウに納得してしまう「心の詩」の数々。
汗をかきなさい 体のデトックスのために
泣きなさい 心のデトックスのために
地球にやさしくしたって 地球なんか やさしくしてくれないぞ・・・等々。
ありのままの姿見せるのよ~ ありのままの自分になるの~♪
ナーバス?
2014年5月28日 ブログ
気持ち上、いつもはフツウ~ややテンション高めで過ごしております。
ただし、人間は生モノなので、自然にゆるむ時や、ワザとゆるめる時もあります。
ということで自己弁護(?)から~。
朝からユルイのは✕なので深呼吸して、リ・スタート!。
???大したことはありません、少しボヤいてみたかっただけです。
・・・昨日、近隣小学校の運動会会場に不審者が侵入したが、父兄によって取り押さえられるという事件が発生しました。
物騒な事件が多く報道されますが、こんな身近で起きるとは・・・。
温和な地域性だと感じていたのですが・・・。
気持ちをコントロールできない、不安定な人間が増えてきているのか?。
根本原因を探して、是正していかないと第二~第三の事件が起こる可能性あり。
平和な世の中に見えるが、社会への不平や不満、不安を溜め込んだ何かを宿している存在がある。
ボヤく機会が無かったのか、相手がいなかったのか。
トイレ掃除
2014年5月27日 ブログ
K・C・G5月例会。
講師は「金沢掃除に学ぶ会」の市山 勉さまです。
㈱イエローハット相談役の鍵山秀三郎氏の「日々これ掃除」と出会い、毎朝会社のトイレ掃除を始められたそうです。
ほとんど素手でトイレ掃除をすることで・・・
「心の荒みをなくす」
心を磨く
気づく人間になる
物事に関心がもてる
感動する心
感謝する心
内容は聞いたことがありましたが、これほど活動されていたとは知らなかったのでした。
掃除によって物心ともに環境が改善される。
「ひとつ 拾えば ひとつだけ きれいに なる」~鍵山秀三郎~
トイレ掃除ほどではないが、毎朝(一応)行っている館外のゴミ拾いを続けていこう!。
フェルトセンス
2014年5月25日 ブログ
フェルトセンスという言葉を知りました。
フェルト生地のような柔らかで繊細な感覚?。
心理学用語らしく難解ですが、五感で感じることの延長で「アレ?」と思うことでしょうか。
第六感とも似ているような違うような・・・。
~のにおいがする、違和感を感じる~、はたまた恋愛時のピピッ!と来た!というのもそうかもしれない。
生まれ持ったセンスに加え、さまざまな経験の中から感じたりして、得ていくものなのかな。
“見える化”は出来ないですね。
フェルト生地は次第にヘッタって固くなっていくイメージがあるが、いつまでもフェルトセンスを磨き上げて保つには、経験に加えて、豊かなこころを持ち続けることが必要なのか。
でも、鍛えるものではないと思うし、意識してどうにかなるものでもないと思う。
自然体でいること、いられること~ですかね。
架空通貨
2014年5月23日 ブログ
「架空通貨」 池井戸 潤 著を読みました。
タイトルから想像してしまう、ビットコインの話ではありませんでした。
人気作家さんの10年程前の作品です。
会社・金融機関が絡み合う展開は定番。
本作はサラに地域が加わっています。
某県内にあるという田神町は、「田神亜鉛株式会社」の企業浄化・・・いや城下町。
町全体の経済規模が700億円で、この企業だけで6割近い400億円の売上を占める。
協力企業や、その下請け孫請け企業群の頂点に立ち、完全に町を牛耳っています。
そこでは、「田神亜鉛協力振興券」という企業群内で流通する通貨のような存在があった・・・。
ちなみにパレットは商品券を発行していますが、館内利用のみです。
買い物したりサービスを受ける際に、お金の代わりになりますが本体利用は一回だけで、流通しません。
そして、北陸財務局への届け出が毎年あったり、シッカリと行政の管理下にあります。
田神札と呼ばれるこの券は、このような管理の元では無かった?。
社会問題にも成らなかった?。
問題視したら、この町にはいられなくなるのか・・・。
スイスイ読めましたが、現実離れしたような展開やツッコみどころも~チラホラ。
研修会
2014年5月22日 ブログ
先日の休館日を利用して、館内従業員さん向け研修を行いました。
研修で講演していただいたのは、金沢販売士協会とKCGでおなじみの石井さまです。
テーマは「お金をかけずに繁盛店へ!」 お客さまの声で顧客増~パレットのためのプロモーション。
1時間チョッとの講演なので、大まかなことしか、お話できなかったかも・・・。
同時に理解具合もアバウトかも。
そして講演後は、意見交換会と昼食会を行いました。
久しぶりの研修でしたが、和気あいあいとした雰囲気の中で、有意義な時間が持てたと思います。
個別で学ぶことはありますが、大勢で同じことを学ぶ時間も必要ですね。
連帯感も育まれます。
再びこのような機会を設けていく必要もあります。
より親しまれる地域のプラットフォームに向けて!、小さな一歩だけど、前進できたのでした。
・・・・。
2014年5月21日 ブログ
先月末が締切だった、とある行政機関向け〇〇〇関係の書類がありました。
窓口機関で数回チェックを受けて、その都度手直しを入れて何とか仕上がり、締切にも間に合ったこともあり、提出したことも忘却の彼方・・・。
突然、その行政機関の東京にある大元締めから連絡がありました。
なんと!書類の書式が昨年度のものなので、今年度のもので書き直してください?・・・。
再提出までの時間も数日しかなく、アセルッ!!。
エクセルの書式なんだが、苦手なダケに苦労して仕上げた記憶が脳裏を過る・・・。
コピペーするだけだが、行間を揃えたりするのがタイヘンだったりします。
アセ喰って、手伝ってもらいながら作業にかかり~数時間後に再び、大元締めからの連絡がありました。
「旧書式でもOKという条項がありました。直さなくても大丈夫です。」
「・・・。」
数時間、翻弄されました。
クレームを言うだけ、時間の浪費と精神的な摩耗しか生まないと思い、静かに電話を置きましたとサ。
世界で最も危険な・・・
2014年5月20日 ブログ
本日20日は、設備点検・改修のために1階部分は休館となっています。
地階・クリニック棟は通常通りの営業です。
ある講演で聞いた話です。
英語圏の国に動物園がありました。
頑丈な檻が張り巡らされた一画に、このように書かれているそうです。
Most dangerous animal in the world.(世界で最も危険な動物)
その中にいるのは、ライオン?巨象?毒蛇?。
しかし、檻の中に生物らしきモノはいない。
鏡が置いてあるそうです。
当然ながら、見ている人間が映ります。
そうか、人間が最も危険なんだ・・・という話かと思いましたが、もう一ひねり。
鏡に映っているのは「自分」でした・・・。
そんなことは決してない!と言いたいが、危険な”こころ”を本人も気付かずに宿している。
それが最も危ない。
・・・鏡は無いが、似たような展示が国内にも在りました。
弱くても勝てます
2014年5月18日 ブログ
先日の打ち合わせで読書会の課題本になった、「弱くても勝てます」 開成高校野球部のセオリー 高橋秀美 著 を早速読みました。
テレビドラマ化もされている話題作。
東大合格者数日本一で有名な超進学校の硬式野球部のノンフィクションレポート。
監督や部員たちが実名で登場します。
一応、野球経験のある部員が多いが、一部を除き下手ばかり。
練習時間もグラウンドの制約があり週一回、それも3時間しかない。
監督が部員のポジションを決める基準~
ピッチャー/投げ方が安定している。
内野手/そこそこ投げ方が安定している。
外野手/それ以外。
エラーしても空振りしてもかまわない。
勝負にこだわりドサクサに紛れて勝つ・・・戦略で、下手を自覚しながら真摯に野球に取り組む部員たちの姿が描かれます。
以前、話題になった「もしドラ~」はチームのマネジメントがテーマだが、これは各部員が冷静に自己分析でき対策も立てられる・・・。
高校野球の一般的なイメージからは程遠いが、監督に怒鳴られながらも、野球が好きで楽しんでいる部員たちの姿にとても好感が持てます。
でも、開成高校だから、ルポ本になるんでしょうね。
地方の高校だったら、ただの弱い野球部・・・で話題にもならないよな~。
彼等は野球では弱者だが、他ではスーパーメジャー級。
そう考えると、面白かったが~ややモヤモヤが残る読後感です。