日経紙連載「禁断のスカルペル」42話 再協議(6)~

弁護士事務所での主人公と舅とのやり取りが秀逸!カッコいい・・・って、現実だったら、もし自分が当事者(主人公)だったら、タマラン(汗・冷や汗)だろうな・・・。

 

舅さんはリタイヤしたが、某商社の元インド支社勤務の設定。

理路整然と感情的にならず、ソフトな口調で相手のことを気遣いつつも、交渉を自分たちに有利に導き、やがて相手を納得させる・・・。

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「~人はみな弱い生き物だよ。きっと今あなたは罪の意識に悩み、苦しんでいると思う。私はあなたを、自分と同じ弱き者として同情し憐れみこそすれ、石もて追おう、などとは思っていないよ。~人はね、エゴだけじゃ生きていけない。いや、生きてはいけるが、その人生は虚しい。ニヒリズムそのものだよ。そう思わないか?」

 

ぐぅ~の音も出ない。

とてもスマートで格好いい。