「日本霊性論」 内田 樹・釈 徹宗 著

以前読んで面白かった、「聖地巡礼~Beginning」と同じ共著だったので、タイトル買いしました。

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霊性・・・といってもオカルトの話ではなく宗教性や思想について述べられます。

理解できるような、何となく感じているような~しかし難解な内容もチラホラ~、でも付箋がタクサン入りました。

 

以下が印象に残りました。

集団(人間社会)の境界線を守る「歩哨」。

境界の外~オフリミットからの侵入してくるモノを見張る「歩哨」のおかげで、災厄は未然に防がれている

「歩哨」が立っていたおかげで実は「歩哨がいなければ起きたかもしれない」無数の災厄が回避されたが、誰もそれを知らない。

歩哨自身も自分がそれほどの功績を果たしたことを知らない。

そのような「歩哨」たちの、称賛によって報われることのない奉仕によって、集団の安寧は保たれている。

 

「歩哨」とは、ヒトであり、昔からのしきたり等の制度であり、ココロの内面でしょうか?。

一応、読み終えましたが再読しなければならないと思っています。

とても奥が深いし、自分自身が表面的な部分しか見ていないし咀嚼しきれていません。