「学校では教えてくれない宗教の授業」 ひろさちや

 

宗教評論家として名高い著者が、キリスト教・イスラム教・仏教~の基礎の基礎を、やさしく解説・・・(本書カバー裏面)。

宗教系の学校でなければ宗教の授業はないですね~とツッコミたいところですが、非常に分かりやすい内容でした。

・・・分かりやすいと感じるものの、難解な箇所もあり、何回か読まないとワカラナイ。

 

「宇宙」(または、神や仏、八百万の神々、自然)の法則?、計らい?によって、我々は存在しています。

宗教を切り口に、反グローバリズムや行き過ぎた資本主義経済の限界を訴えているとも感じる。

「この世は、そもそもデタラメと心得る」・・・努力した人間が浮かばれる。正直者が馬鹿をみない、という理想通りにいかないのがこの世の中。

努力する者や正直者が全て成功し、ナマケモノや悪者が、そうならない勧善懲悪の二極化社会は、理想的?かもしれないが、現実の社会は、そんなに単純ではないのでした。

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「努力すれば幸せになるのではなく、幸せだから努力できる」 

努力と幸せは無関係・・・とあるが、スッ~と入って来ないのは、エコノミック・アニマルだから?。