先月末(9月28日)の日経紙9面コラムです。

~解体論より「買いたい論」を~

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GMS(General Merchandise Store、総合スーパー)の不振から、流通大手各社が大量閉店を打ち出していることが書かれています。

かつて、各地でGMSを核店舗としたショッピングセンターの大量出店がありました。

広い無料駐車場があり、多様な商品が揃い、一ヶ所で欲しい商品が買えて、各種サービスが得られる 「ワンストップショッピング」 という理想的な買い物空間のハズなのだが・・・。

 

この総合スーパー不振の様々な理由が挙げられています。

低価格実現のため店舗面積や品揃えを標準化し規模を追求した結果、店舗が自店もライバル店も同質化してしまい、魅力ダウン。

掲げられた看板が違うだけで、何処でも似たような品揃えと価格の商品を扱う店舗ばかりになってしまった。

その間に新興のSPA(Speciality store retailer of label apparel) 製造小売り業がGMSの主力扱い商品(衣料・生活雑貨)を奪い、家電等の専門分野に特化した量販店が更に追い打ちをかける。

売り手の都合で商品選定しまった結果、何でもあるけど、(欲しいものが)何にもない店舗だらけになってしまった・・・。

 

不振・・・といっても、GMS全部がそうではなく、立地する場所にとっては、とても存在意義のある店舗も数多くあるでしょう。

 

パレットにGMSはありませんが、お客さまからすれば、建物の新旧と立地場所と規模の大小の違いだけで、パレットも、総合スーパーのイ※ンも、ア※タも、そんなに大差なく見えているのかもしれません。(多分、期待も込めて!)

その場所(立地)に必要とされる存在なのか?、売り手都合になっていないか?。

ココロにグサリ!と突き刺さる内容が、盛りだくさんのコラムです・・・。