「富嶽百景・走れメロス、他八篇」 太宰 治

今さらながらに読む、1年数か月ぶりの太宰作品

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どよ~んとした、暗い作品ばかりかと思いきや、コレは面白い!。

 

「ロマネスク」の展開に、「やぁ、これは一本取られた。」と時代がかった言葉を発す。

おきゃん?なモノローグ調の「女生徒」に、昭和テイスト満載の少女漫画の登場人物を想像。

きゅんきゅん?しました。

結末は分かっているのに、「走れメロス」でハラハラドキドキし、そのオチにニヤリとさせられます。

 

心の葛藤を描かく、これらの作品は自分自身を見つめ、問い直すようでもあります。

時間が経過しても、あんまり変わらないのが人間なんだなぁ・・・。

 

学生時代にはマッタク興味がなかった文学史に登場する作品を読んでみようかな?と、少しづつ読み始めています。

そういう”時期”なんですかね。