月別アーカイブ: 2016年1月
走れメロス
2016年1月29日 ブログ
「富嶽百景・走れメロス、他八篇」 太宰 治
今さらながらに読む、1年数か月ぶりの太宰作品。
どよ~んとした、暗い作品ばかりかと思いきや、コレは面白い!。
「ロマネスク」の展開に、「やぁ、これは一本取られた。」と時代がかった言葉を発す。
おきゃん?なモノローグ調の「女生徒」に、昭和テイスト満載の少女漫画の登場人物を想像。
きゅんきゅん?しました。
結末は分かっているのに、「走れメロス」でハラハラドキドキし、そのオチにニヤリとさせられます。
心の葛藤を描かく、これらの作品は自分自身を見つめ、問い直すようでもあります。
時間が経過しても、あんまり変わらないのが人間なんだなぁ・・・。
学生時代にはマッタク興味がなかった文学史に登場する作品を読んでみようかな?と、少しづつ読み始めています。
そういう”時期”なんですかね。
先ず、行動!
2016年1月28日 ブログ
今週初めの寒波の影響か、館内設備の一部でトラブル発生!。
応急対応と修理手配にドタバタしてしまった。
振り返ってみれば大したことはしていないが、急場しのぎなので気は焦り、右往左往です。
改めて現場確認してみると、寒波が今回のトラブルの引き金になったが、根本原因は設備の経年劣化でした。
外部からは分からないが、その内部では劣化がかなり進行しています。
他にも、危うい箇所があるかもしれないが・・・。
全面的に点検し改修するのが確実なのだが・・・現実には、モグラたたき的にトラブル発生後の対処を、速やかにしていくしかない~。(諸般の事情?により・・・。)
また、ドタバタはしたものの、案ずるより生むが易し。
立ち止まってアレコレ考えるより、先ず行動する。
そして行動しながら、状況に応じて対応していくことが、解決に向かう近道だということを実感。
あらためて、そう思いました。
無くても大丈夫
2016年1月27日 ブログ
現在、修理のため、机の真ん中に鎮座していたノートPCがありません。
見通しがいいし、スッキリして机が広く感じる。
書類もラクラク拡げられます。
PCが無いと不便かな?と思ったが、他のPCで代用出来る作業もあり、メールのやり取りが出来ないだけで特に問題なし。
無かったらそれはそれで、工夫します。
今のところ無くても大丈夫、不便を感じていない。
PCに向かっていることで、何かしらの業務をしているように見えますが、いかに自分自身がPCで行っているように思えた業務が、とても限られたモノだったかということを身を持って実証しました。
でも・・・PCさんが早く戻ってきて欲しい。
中世騎士物語
2016年1月26日 ブログ
アーサー王と円卓の騎士・・・聞いたことはあるが、どのような人物の物語なのか?。
へえ~面白そう・・・くらいのノリで入手。
そもそも、全身を覆う重そうな鎧に身を固めた姿しか思い浮かばない「騎士」とは何ぞや?。
~西暦五世紀頃、ローマ帝国が滅亡すると、北部ヨーロッパ諸国には国家的な政府はほとんどなくなったような状態になった。
多少とも勢力のある領主たちが、それぞれの領地内で権力を振って地方の政治を執り、たまに共通の目的のため団結することはあっても、ふだんは大方反目し合っているのが常であった。
・・・動機はなんであれ、とにかく弱いものを護ることを天職としている教会の影響があった。
最後にはいかに情欲や我意に晦まされていても、人間の心のなかには生まれながら宿っている正義感と寛大の中に、その抑制力は見出されたのであった。
この最後の原因から騎士道は起こったので、無敵の力量、勇気、正義、謙譲、長上に対する忠誠、同輩への礼節、弱者への憐憫、教会への献身等の諸徳を具備する英雄的性格の理想を造り上げた。
それはよしんば現実生活においては到達されないとしても、なお以って学ぶべき最高の典型としてみな人に承認されていた理想であった。~(P.13~14)
魔法使いや、竜(ドラゴン)が登場するファンタジー。
騎士同士の戦いは、文字通り互いに向き合い正面衝突し合う一騎打ち。
槍と盾が激しくぶつかる衝撃と、その音が聞こえてきそうで・・・、そして痛そう。
丸一日、格闘し合うという超人的な騎士たちばかりが登場します。
話題の映画、「スターウォーズ」のように感じる。
ただし、本書中身は単調で~血沸き肉躍る!ということはなかったのでした。(中だるみした。)
騎士道・・・という言葉はあるが、やっていることはかなり野蛮で、乱暴で支離滅裂なことばかり。
ヨーロッパ~英国の原点を垣間見た?。
とはいっても、日本神話に登場する神々も危なっかしいですけどね~。
自然に近い状態での人間の本質なのか。
事件からモタモタ思う
2016年1月25日 ブログ
某カレーチェーンが廃棄を託した食材を受託業者が処分せずに横流しして、商品や加工品として流通していた事件。
一事件として誰かを罰してオシマイ!とだけではイケナイような気がします。
~大量の食材廃棄~。
企業の社会的責任、商道徳、資源再利用、食の安全、人口問題、宗教・思想、モッタイナイ・・・あらゆる基準で考えると、日本を始めとする先進国といわれる国々では、表面には出にくい、そして根深く大きな問題かと。
食材への異物や有害なモノの混入があった場合の廃棄は、やむを得ないが、賞味期限や消費期限切れの商材・商品については、発注や生産の時点でコントロールできないものでしょうか?。
これだけ技術が発展しているのだから、出来ないコトはないと思います。
モチロン、生産者やメーカーだけではなく消費する側も、今まで通りの消費状況や食べ物に関する考え方を見直す必要があるのでは?。
よく引き合いに出されるのが食料自給です。
自給率の数値が話題になるが、流通している食料をムダなく効率よく消費するのが現実的だと思う。
その実現は、究極には一人一人の考え方なのかな~?。
生産向上や消費拡大を目指して突っ走ってきた(いる)、現代社会。
そのおかげで、物質的には豊かな社会生活が実現しているが、その足元や見えない部分では矛盾や齟齬が次第に、その鎌首をもたげてきている~現れか?。
いままでにも、あった事かもしれない。
特別な主義主張はないものの、意志表示が出来るヒトという生物の一個体として、将来に一抹の不安を感じるのです。
経済社会の枠組みにどっぷりハマっている食いしん坊が、今さら何をタワごとを言っているんだ?・・・なのだが。
歴史上の争いの根源は食料と水。
無駄にハイスペック
2016年1月24日 ブログ
危険!メッセージが、頻発している愛用PCは、ハードディスクの交換をすれば大丈夫で、機器更新は不要のことでした。
せっかくなんでこれを機に、320GB HDDから、480GB SSDに換装。
加えて4GBから8GBへメモリ増設し、見た目は5年前モデルながら、中身は最新機に引けを取らないPCに生まれ変わることに!。
ついでに?動きがモッサリしているので、殆んど不使用状態になっている自宅のデスクトップ機(Vista)も変えてしまえ!。
Corei7・16GBメモリ・2TBHDDという、何に使うの?的なモノになります。
久しぶりのPC購入に浮足立ち、無駄に高性能を求めてしまった・・・。
しかし、一旦決めてしまうと商品到着が、とっても待ち遠しい!。
早く来ないかな~。
ウワサによると・・・
2016年1月22日 ブログ
ワリと近所で、某コンビニが出来る?とのウワサを聞きました。
その数日後に、違うコンビニ開発担当の方が物件情報リサーチにやってくる。
地域にある既存のコンビニ店でも、不便は感じないのですが・・・ライバル店に対抗するためにも、出店意欲は高いらしい。
犀川大通り沿いは、商業地としての潜在力は底堅い!ということのようです。
日頃から思っていることの裏付けになってウレシイ反面~でも、コンビニばかり(失礼!)増えてもな~とも思ふ。
金融機関同様に、小売業も強者同士がくっ付いてサラに巨大なグループになっています。
コンビニ業界も某コンビニと某コンビニが、くっ付いたことによって、既存店鋪の統廃合が起きるでしょう。
同じグループの仲間どうしなのに巻き起こる、マサに仁義なき戦いの態。
どの業種も、強者にくっ付くか?弱者のまま独自路線を歩むか~の選択しかない。
パレットは後者です。
強者のマネをせず(出来ない)、独自の販促活動や運営を目指すしかないのでした。
ちょうど一年前に読んだ、「弱者の戦略」を思い出しました。(偶然、タマタマ~何かの暗示か?)
強いのも弱いのも存在しているのが世の中なんです~。
禁断のコロッケそば
2016年1月18日 ブログ
「〇〇の丸かじり」で興味深々になった、「コロッケそば」を再現?作ってみました。
といっても、お湯を注ぐカップ麺のそばに、惣菜コーナーの牛肉コロッケを乗っけただけなんですケド。
まあ~見た目は悪くない。
当然、当初はそばの味しかしないが、コロッケがそばつゆで、ふやけてグズグズ・グダグダ状態になると、器の中でそれぞれが、混然一体となって~美味し!。
天ぷらやかき揚そばよりも、ジャンク感!があり、個人的には結構好きな味かも。
そして、丼ぶりより、このようなカップ容器の方が、チープ&ジャンク度が高まりベストマッチかと思います。
ただし、体調が万全のときしか食べたらダメですね~(>₋<)。(そりゃ、そうだろ。)
1Q84 BOOK2~3
2016年1月17日 ブログ
1Q84 BOOK2前・後編、BOOK3前・後編 読み終えました。
なかなか謎が解けずイライラ~したが、BOOK3に入ってからは、堰を切ったように謎や不明点がとても都合よく?、明らかになっていく・・・。
途中から結末がわかってしまった。
当初はハマったが、この6巻は惰性で読んでしまったかも。
ファンタジー恋愛小説?なのに、多くの人物が(物語の世界から~)消されていくが(それもリアルに!)、その必要はあったのかどうか?。
好き嫌いが分かれる作品かな~。
全体感想としては、大人のメルヘン(願望?)小説。
最後も冒頭同様に、「シンフォニエッタ」で締めて欲しかった。