「この国のかたち」二 司馬遼太郎

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江戸幕府の直轄領である天領と、各藩の藩領について。

大きな違いは年貢(租税)米の徴収。

四公六民(税率40%)の天領に対し、ひどい藩(紀州藩)は八公二民(税率80%)だった。

天領は各地に点在し、八百万石(旗本領含め)も、あったため低い税率でまかなえたのかもしれないが~。

後に幕府財政が行き詰まった時でも、ほぼ同じ税率を維持したため、天領であった土地は、のんびりした風土で町方には重厚な町屋が残っている。

年貢は全国一律だと思っていたのでした。

 

秀吉の天下統一についても慧眼です。

・・・市場論的に、もはや豪族による地方割拠が無意味になった。たれもが天下経済に参加せねば立ちゆかぬようになったのである。秀吉は必ずしも力ずくで天下を得たわけではなかった。・・・(P.253)

 

様々な角度から歴史をみるのはオモシロイ!。

それにしても、知らないこと大杉(=_=)・・・。

藩政の内に・・・もとい反省の内に文月へ進みます。