「マイケル・ジャクソンの思想」 安富 歩

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かなり前に読んだ(見た?)「原発危機と『東大話法』」の著者の新作です。

著者は、女装されていて色物扱い?されそうですが、本書内容は至って真面目で奥深い。

・・・マイケル・ジャクソンは、ベートーヴェンに匹敵する作曲家であり、リストに匹敵する演奏家であり、ニジンスキーに匹敵するダンサーであり、チャップリンに匹敵する映像作家であり、ゴッホに匹敵する画家であり、キング牧師に匹敵する非暴力活動家であり、マザー・テレサに匹敵する慈善活動家であり、スティーヴ・ジョブスに匹敵する企業家であり、その上、最も優れた思想家でもあったのである。

・・・マイケル・ジャクソンに匹敵する人物は一人しか思いつかない。

モーハンダース・カラムチャンド・マハートマ・ガンディーである。(「はじめに」より)

 

本書で、紹介されているマイケルの「デンジャラス・ツアー」ブカレスト公演・有名な「スリラー」や「スムーズ・クリミナル」・「ブラック&ホワイト」等のショートムービーを思い出しながら読みました。

「ムーンウォーカー」「ゴースト」といった初めて見る作品をネットで見ながらも~。

これらショートムービーにはとても強烈なMJの思想&メッセージが映像化されているのでした。

本書でも書かれていますが、「デンジャラス・ツアー」ブカレスト公演のオープニングは、さながら宗教的指導者を取り囲む信者の群衆・・・の様相です。

キング・オブ・ポップの称号以上のマイケルの偉大さ。

著者同様?(失礼)、後年のマイケルはイロモノ扱いされていたと思います。

だが~、そこに至るまでのダークサイドが、マイケルの作品に多大な影響を及ぼしているのでした。

また、マイケルといえばムーンウォークだが、前進しているようで後退(後ずさり!)している動作には、興味深いメッセージがあるという・・・。

 

軽い気持ちで読み始めたが、直ぐMJワールドに引き込まれていきました。

ショートムービーの数々は、現在でも何ら遜色はありません。

カッコいい上にこんなメッセージが含まれているなんて・・・と思うと、トリハダものです。

やや拡大解釈?とも思えないこともないが、理路整然とした説明に納得してしまう。

 

タイトルの、”ジャム”は本書の”胆”だと思うので詳細は本書にて。