ランチタイムに見た週刊誌で佐藤優が薦めていたので果敢に?挑戦。

「世界地図の中で考える」高坂正堯(こうさか まさたか)

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「悪」を取りこみ、人間社会は強くなる~タスマニア人の悲劇から得た洞察の真意とは。

なぜイギリスは広大なインドを容易に征服する一方で、その統治には失敗したのか。

なぜアメリカは「物量」でドイツやソ連を圧倒でき、それにもかかわらずべトナムで敗北したのか。

狂信的な「原理主義」と暗い「懐疑主義」が蔓延る世界を強かに生き抜くための、珠玉の文明論。(本書カバー)

 

直近で読んだ「サピエンス全史」や「銃・病原菌・鉄」を思い出させる内容も。

初版は、1968年(昭和43年)と50年近く前ながら、現在でも通用します・・・と、言いたいところだが、中だるみして文字を追うのが精一杯・・・。

「世界地図の中で考える」を見ながら、夢の中で考えていたり。

積読ではないけれど、要再読です。

 

発売当時の日本は、高度成長期真っ只中で明るい未来社会も描けたが、同時に世界情勢に伴う社会不安もあったのですね。