「玄鳥」藤沢周平

「裁判の非情と人情」の著者が、判決文を書く時や公判前に読む・・・と紹介されていたので読んでみる。

タイトルの「玄鳥(げんちょう)」の他、「三月の鮠(はや)」「闇討ち」「鷦鷯(みそさざい)」「浦島」が載っている短編集です。

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各作品とも藩政時代の下級武士とその家族が主人公。

経済的に困窮しているが、武士の矜持と剣の腕は保たれている~藤沢作品の王道。

決してハッピーエンドではないが、胸をなでおろしつつ温かい気持ちになれる結末が続きます。

 

「三月の鮠」「鷦鷯」が、武士のカッコイイ恋バナっぽくていいですね~。