「代表的日本人」内村鑑三 著 鈴木範久 訳

5106HTB54VL__SX358_BO1,204,203,200_.jpg

内村鑑三が英文で著わした作品を和訳した本書。

新聞の書籍紹介にあったので読んでみました。

 

西郷隆盛~新日本の創設者

上杉鷹山~封建領主

二宮尊徳~農民聖者

中江藤樹~村の先生

日蓮上人~仏僧・・・の5名について語られます。

慎ましい生活態度、自分(個)のことより人のこと、公のこと~が共通しています。

現代人が忘れがちなことを思い起こさせてくれる。

発刊された当時は、西洋文明・思想に対する日本の優位性を誇示する狙いがあったようですが、昨今、見聞する日本スゴイ!的な内容とはマッタク一線を画す内容かと思ふ。

 

現在の時点で、「代表的日本人」を著わすとすると、誰が載るのだらう?。