「AI VS.教科書が読めない子どもたち」新井紀子

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大規模な調査の結果わかった驚愕の実態

・・・日本の中高生の多くは、中学校の教科書の文章を正確に理解できない。

多くの仕事がAIに代替される将来、読解力のない人間は失業するしかない・・・。(本書カバー)

 

「ロボットは東大に入れるか」と名付けた人工知能プロジェクトをスタートさせた著者が述べる驚愕!の事実・・・。

本書帯にもある通り、人工知能「東ロボくん」は、予備校や教育出版社が主催する模試において、国公立大学や私立有名大学(学部学科によるが)への合格可能性が80%と判定されているようです。

・・・ただし、プロジェクト名にある東大への合格は無理!。

その理由は、本書の胆なので・・・。

 

それにしても、普通の大学(?)を卒業して就くであろう仕事に関しては、AIに取って代わられる可能性大!という未来がやって来る。

税務申告代行者・金融機関の融資担当、窓口業務・保険業者等々・・・ホワイトカラー(事務職)の半分が不要に・・・。

そして、現在の教育システムでは、AIに置き換えることの出来ない仕事を、出来る人間がいなくなる・・・という、恐ろしい未来が予想されるという。

 

中高生だけじゃなく、我々も「読解力」をつけなければ!。