月別アーカイブ: 2018年6月
淘汰の時代
2018年6月29日 ブログ
名古屋の丸栄百貨店が今月末で閉店するというニュース。(毎日新聞)
・・・かつて「小売りの王様」と呼ばれた百貨店だが、人口減少や消費低迷に加え、郊外型の大型商業施設やインターネット通販に顧客を奪われ、各地で不採算店の閉鎖が相次いでいる。
日本百貨店協会によると、全国の百貨店は1999年の311店舗から、現在は220店舗にまで減少。売上高も91年の計9兆7000億円をピークに減少傾向が続き、ここ数年は計6兆円を割り込んでいる。
危機感を抱いた百貨店業界では2000年以降、経営統合の動きが加速した。西武百貨店とそごう(03年)、大丸と松坂屋(07年)、三越と伊勢丹(08年)が次々と統合。店舗の選択と集中で販売力強化を図ると同時に、テナントや不動産、金融にも参入するなど事業を多角化した。
丸栄も統合を模索したが、対等合併がかなう相手が見つからず独立独歩の道を選んだ。百貨店がモノだけを売る時代が終わり、丸栄のように単体で資金力に劣る百貨店の存続は難しいのが現状だ。丸栄幹部は「敵は今や百貨店やスーパーではなくネット通販。巨大すぎて単体では手も足も出なかった」と話した。・・・
加えて、耐震強度問題もあったようです。
大都会でも・・・、大都会だからこそ小売業は、トテツモナイ荒波に揉まれているのか。
ある意味、地方都市で良かった?と思う面もあるが、いずれは直面する問題。
百貨店とは違うものの、このニュースに旧パレットを重ねていました。
またこんな報道も。
・・・ある日、イオンが消えてしまったら……。もはや生活の一部になっている大型ショッピングセンターの代名詞「イオン」の閉店を突きつけられた町が佐賀県にある。「イオンがあるから転居してきた」。そのイオンがなくなる。住民たちの思いと、他県での事例を追った。(朝日新聞鳥栖支局長・大野博)・・・
地域における商業施設の役割、使命感?を考えさせられる。
宇喜多の楽土
2018年6月28日 ブログ
「宇喜多の楽土」 木下昌輝
豊臣五大老に名を連ねた、宇喜多秀家の生涯を描く本作。
どちらかというと、戦国期の脇役的存在(?)で、何となく存在感が薄いかも。
秀家の正室は、豪姫で加賀藩前田家との関係が深い。
以前、商店街連盟の交流会で東京板橋(加賀藩下屋敷があった)を訪れた際に、お土産として八丈島焼酎をいただいたことを思い出す・・・秀家の流刑地だったいうことで、やっと結びついた。
武士が一所懸命に守る領地と~秀家が追い求めた楽土(理想の領地)は、同一だったのか?。
また、淡々と進む物語は、読みやすいがもっと伏線や、ハラハラドキドキがあってもよかったかな?と。
・・・父直家のような悪魔的な謀略の才はない。信長や秀吉のような、爽快な出世劇でもない。武田家のような滅びの美学もない。関ヶ原に出陣し、戦い、負ける。だが、敗戦直後、秀家のとった行動に私は心打たれた。(本書帯)・・・
ガツガツしない、身の丈にあった処世術・・・現代にマッチした戦国時代小説なのかも。
朋有り遠方より来る、亦た楽しからずや
2018年6月26日 ブログ
金沢での赴任中に仲良くなり、3年前に首都圏へ転勤となったTさんが、遊びにやって来ました。
昨年も同時期にお会いしていますが、ここ1年の近況報告を肴に、帰る間際ながら、駅前で一献。(多献・・・)
なぜか、冷や奴につけるカラシで盛り上がる。(金沢スタンダード)
「朋有り遠方より来る、亦た楽しからずや」
近いうちに再会しましょうね!。
天文の世界史
2018年6月22日 ブログ
「天文の世界史」 廣瀬 匠
・・・人類は古来、天からのメッセージを何とか解読しようと、天文現象を観察。天文学は、地域や文化の壁を越えて発達し、政治や宗教とも深く関わってきた。・・・(本書カバー)
直近で夜空を見上げたのはいつだろう?。
意外と星が多く見えて驚いたこともあったなー。
流れ星を最後に見たのは・・・。
本書を読みながら思い出してみる。
昔から星空と人間の生活・社会は、密接に結び付いていたのでした。
宇宙の想像を絶する広大さと、多くの謎に引き込まれていきます。
「神」のような存在?何かの「意思」?を感じずにはいられない。
最近読んだ「オリジン」を彷彿させられました。
宇宙をみることは、自身をみることにもなるのだなー。
思いついたら直ぐやろう
2018年6月20日 ブログ
今日出来ることは先送りせず、今日中に。
今日やっておけば、明日の空いた時間で別の仕事ができる・・・。
ハッ!と気づいたら、先送りしていました。
イケないイケない~いつやっても結果がそんなに変わらないならば、直ぐにやるべきです。
次の日に内容を見直すこともできて、仕事の精度があがります。
思いついたら直ぐやろう!。
・・・朝の草むしりが出来ました。(^-^)
今朝じゃないけど。
地震報道を聞きながら・・・
2018年6月19日 ブログ
昨日の関西方面での地震報道を聞きながらも、通常通りに過ごしています。
これは被災地とは距離もあり、当地で被害らしいものは皆無~ということで出来ること。
被災地には物流拠点もあるでしょうから、遠隔地と言えども、ジワジワと生活面で様々な影響がでてくるでしょう。
と言っても、所詮、他人事には変わりないのが現実。
一大事なんだけど、遠くの出来事。
国内でこの感覚なら、外国ならば尚更、この気持ちは強まる。
被災地の復旧を祈りつつも、同時に感じるこの矛盾。
心の中のライトグレーな暗黒面。
東日本大震災でも感じたな・・・。