月別アーカイブ: 2020年4月
卯月 晦日
2020年4月30日 ブログ
コロナ~コロナで4月が終わろうとしています。
まだ、しばらくの間は、緊急事態宣言は続くだろうと思ふ・・・。
しかし、コロナ禍の終息時期も必ず訪れます。
少しでも早い、その日の到来を待ち望んでいる!のでした。
終息後の社会変化について書かれたモノを、ネット等でチラホラ見かけるようになっています。
その通りになるか?否か?は、なってみないとワカラナイが・・・。
そこで、自分流にエビデンスも曖昧ながら、小売・サービス業を中心にいくつか考えてみた。
折り込みチラシは減少。
お金を触りたくない~ということでキャッシュレス化が進む。
医療・介護従事者の減少に拍車がかかる。
マスク(フルフェイス)・手袋は普通。
すべての業種に、今まで以上にクリンリネスが求められる。
三密を避けるのが当たり前・・・。
現在、おこっていることがそのまま続くかと思います。
残念ながら、しばらくは社会不安も・・・。
以前読んだ「闇市」を思い出しました。
今までの社会・経済の常識が通用しなくなるかも?しれないが、その混沌の中から湧き出る息吹もある。
浮き沈みがあるのが自然~万事塞翁が馬。
効率や利益ばかりを求める社会から、相互扶助や三方よしが見直される社会へ・・・。
多くの不安はあるが、それを乗り越えることが可能な技術と希望はある。
人類はタフです。
ノラや
2020年4月28日 ブログ
「ノラや」 内田百閒
・・・ふとした縁で家で育てながら、ある日庭の繁みから消えてしまった野良猫の子ノラ。ついで居つきながらも病死した迷い猫のクルツ― 愛猫さがしに英文広告まで作り、「ノラやお前はどこへ行ってしまったのか」と涙塞(せ)き敢(あ)えず、垂死の猫に毎日来診を乞い、一喜一憂する老百閒先生の、あわれにもおかしく、情愛と機知とに満ちた愉快な連作14篇。・・・(本書カバー)
百間とも百聞とも書かれることがある百閒(ひゃっけん)先生の猫エッセイ。(門構えに月)
ついでに、本書カバーの猫はノラの模様とは違う・・・。
ノラが見つかる・・・と思っていたら何時までたっても見つからずに、チョッと飽きてしまった・・・。(見つからず終いです。)
続いて居ついたノラに似たクルツも、手厚い看護を受けるが・・・。
かなり以前に飼っていた猫たちを思い出しながら、猫アルアルに微笑んでいました。
・・・それが今度、憐れな野良猫の子ノラが帰つて来なくなつてから、実に深刻に猫の可愛さを知つた。・・・(P.264)
・・・ただ一つの心遣りは、帰つて来なくなつたノラと違つて、してやり度いだけの事はみんなしてやつた。クルがしたがつた事はみなさせてやつた。・・・(P.267)
・・・人人その好むところに従つて、いろいろの飼ひ方があるだらう。私はたつた一匹づつの猫でこんなにひどい目に遭ふ。さうしてその後を引いていつ迄も忘れられない。猫は人を悲しませるために人生に割り込んでゐるのかと思ふ。・・・(P.277)
・・・人間の幽霊は、その幽霊を見る人の為に出ると考へていいだらう。況やクルは幽霊ではない。クルはいつも私共の心の中に安住してゐる。・・・(P.283)
夏目漱石門下の作家先生だけに、猫愛の表現は素晴らしいと思ひます。
ふと~、ノラやクルツのことを思い出し、涙する百閒先生は愛猫家の鏡。
ノラとクルツは本当に幸せだ。
テイクアウトメニュー
2020年4月27日 ブログ
飲食店の内装やスタッフの接客、雰囲気が料理を更に引き立ててくれることが、外食の楽しみでもあったが~現状では叶わず。
お店等の休業で、テイクアウトメニュー案内がSNS上に多くアップされています。
どれも美味しそう!。
テイクアウトメニューを食べることで、休業店の応援になります。
以前は、食べ歩き?と称していろんな飲食店を訪れたが・・・テイクアウトメニューの食べ集め?もいいかも。
ただし、料理が入っている容器の処分が気になる~自前のお皿や鍋持参が可能だとアリガタイ。
いろいろなお店がSNS上にアップされることで、買いに行った!美味しかった!コメントを見て、買いに行かなければプレッシャーも少し感じたり・・・。
飲食店の方々は一生懸命だし、それを支援する方々も頑張っているし、すべてを応援する気があって、是非、食べてみたいのは事実なんです。
でも、日々アップされるのを見ていると、買わないとダメ!みたいな同調圧力?も感じてしまうのでした。
見なければイイだけなんだけど。
早く、通常復旧して欲しい・・・。
最近のモヤモヤでした。
モノ騒がせな!・・・だけど
2020年4月26日 ブログ
4月24日の日経紙朝刊29面の記事。
「噴火後2時間 首都圏マヒ」 富士山降灰で「都市封鎖状態も」
政府被害想定 緊急車両3日間足止め
・・・富士山が江戸時代と同じような大噴火を起こすと、東京をはじめ首都圏の機能が長期間まひする危険があるーー。政府の中央防災会議作業部会は3月末にそんな被害想定をまとめた。火山灰の影響で鉄道や道路などの交通、電気、水道といったインフラが停止。大地震以上の被害につながるかもしれないという指摘だ。・・・
コロナ禍でてんやわんやな最中に、何てモノ騒がせな!とも思ったが、地震と同じく、何時発生してもおかしくないこと。
そういえば、前日の日経社説も富士山噴火について書いてあったな・・・。
・・・富士山はこの3500年の間に100回以上噴火を繰り返している。宝永噴火以降、300年間も静かだったのが珍しい。「いつとは言えないが、いつ噴火してもおかしくない」と専門家はみる。
新型コロナ禍でもわかるが、起きてからでは対応が後手に回る。噴火を想定した危機管理体制もいまから準備する必要がある。・・・
最悪な状況下でも更に最悪なアクシデント対策を考える~か。
こういう時だからこそ、考える必要あり。
人的被害より、インフラがかなりのダメージを受けるようです。
これに、大地震が重なったら・・・。((+_+))
企業にもBCP(Business continuity planning)事業継続計画が求められているが、ウチは手つかず・・・。
多重債務を減らすために
2020年4月25日 ブログ
ブッダの教え一日一話 ~ 4月25日
「多重債務を減らすために」
・・・私たちは、大自然と他の生命から受けている多大な恵みに感謝する気持ちをもつことです。
すべてのいのちに対して、慈しみの心をもつことです。
「生きとし生けるものが幸福でありましように」とつねに念ずるのです。
感謝するたびに、慈しみを念ずるたびに、自分の多重債務は、ものすごく速いスピードでどんどんと減っていきます。・・・
多重債務・・・って、なかなか衝撃的な言葉ですが、生きているということは、自然から恵みを受けている一方で、相当の負担をかけている~ということ=(イコール)債務なんですね。
メディアは、コロナ~コロナ関連の報道ばかり・・・。
中には行政の対応批判とか、感染者までも非難する行動があるようですが、行政機関の方々は、短期間の間にコロコロと変わる状況のワリに、素早く対応していると思います。(多分)
ましてや、感染リスクは誰しも同様にあるにも関わらず、(一部には不注意過ぎる案件もあるようだが~)感染者を非難するのはいかがなものか?。
自ら出来ることは、しっかりとやって、出来ないことを代わりにやってくれている方々には~ありがとう~です。
心の債務を減らしませう。
本日の一日一話~を見直しませう。
今年のGW
2020年4月24日 ブログ
例年ならば、世の中はGW連休モード突入時期・・・。
今年はステイ・ホーム!(ムダに外出するな!)、行楽地受難の年。
石川~金沢は直撃だ・・・。
商業・観光産業も安心安全が保たれていないと成り立たない。(どの業種も同様か。)
今回のコロナ禍は、消防や警察が守ってくれるワケではない。
災害時に頼りになる自衛隊も活躍の場は限られてしまう。
行政も対応に大わらわなようです。
結局は、他人任せではない、感染を拡大させない!ということを、国民一人一人が強く意識していかないと。
自分ができることを継続して~、一刻も早い「終息宣言」を聞きたいです!。
今年のGWは、黄金週間じゃなくて、Given wall(与えられた壁)のつもり。
乗り越えられない壁は無い。
耐乏モード
2020年4月22日 ブログ
三密(密集・密室・密接)を避けなさい!ということで、繁華街や人出が見込まれる場所へは、不要不急ではない限り行かない!ということになっています。
そのおかげで、繁華街がゴーストタウン状態・・・半跏街~シャレにならない。
自粛~耐乏モードなのですが、これが「通常」になっています。
「欲しがりません勝つまでは」みたいな感じ。 (=_=)
そして、今までの社会生活を見直すキッカケになっている面もある。
半強制的に、ムリ・ムダ・ムラが排除されてきているのかも。
アフターコロナ禍の暁には、一部には反動消費もあるとは思うが、現在状況が「通常」になっている?。
いずれにせよ、反動好景気!ということには~なりづらいような気がする~とムタムタ考。
ものすごい借金人生
2020年4月21日 ブログ
ブッダの教え一日一話~4月21日 「ものすごい借金人生」
・・・人間というのは、大自然や他のいのちから布施されるばかりで、ものすごい借金人生なのです。
私たちはなぜ苦しいかというと、借金があるからです。もらうものがあまりに大きくて、返すのはいつでも少ないからです。・・・
~リアルに納得する?一日一話です・・・。 ^_^;
確かに・・・いただいてばかりだなぁ。
特に、昨今は、当たり前が~当たり前では、なくなっているから、なおさら~です。
こういう時は、いつもより(気持ち)(極力)多くのお返しを心がけたい。(と思うだけ?。)
・・・国民一人あたり10万円を給付することが決まったようです。
この給付財源は・・・カタチを変えた借金なんだろうな。
誰かが、相当分を負担しなければいけなくなるな。 ((+_+))
アロマテラピー?
2020年4月20日 ブログ
いい香りは邪気を払うそうな~。
先日読んだ「ぺスト」にも、感染予防のため香料を使うことが書かれていました。
当時と時代背景はかなり違うけど・・・。
・・・というワケでもないが、ムサクルシイ会社事務所の環境改善?として、アロマボトルを置いてみた。
中に香油を少量垂らす。
・・・ペパーミントやブラックペッパーなどの爽やかですっきりとした香りが空気をキレイにしてくれるブレンド~カゼや花粉の季節にも・・・と説明書きにありました。
ほのかに~この場所には、不似合いな香りが漂って来る・・・。
ウガイと手洗い、外出時マスク着用に続くウイルス対策の一環になるかな?。
穀雨にムタムタ思ふ
2020年4月19日 ブログ
3月中ごろから、各種の予定が次々と延期や中止となり、手帳はほぼ空欄となっております。
規則正しい生活?となり、なんとなく健康(だと思う・・・)になったかも。
しかし、社会全体は不健康な状態。
市内都心軸周辺の商業施設は休業していたり~時短営業という異常事態です。
郊外の商業施設は、ほぼ通常営業のようだが、積極的に人を呼び込めないというジレンマに陥っている。
食品スーパーやドラッグストアも、好業績が伝えられているが、ウイルス禍に戦々恐々~人混みを作らないようにアノ手コノ手の対策。
安心・安全が確保されないと、買い物する気にはならない。
・・・これは、以前~東日本大震災時にも感じました。
近い将来、ウイルス禍の終息が決定的になった時点から、一部では反動消費の活発な動きがでるでしょう。
ただ・・・、今回のウイルス禍が残す経済的ダメージは、かなり大きいような気もします・・・。
ペスト
2020年4月17日 ブログ
「ペスト」ダニエル・デュフォー/平井正穂 訳
・・・一六六五年、ロンドンが悪疫(ペスト)に襲われた。逃れえない死の恐怖に翻弄された人々は死臭たちこめる街で、神に祈りを捧げ、生きのびる術を模索した。・・・(本書カバー)
今から350年ほど前のペスト禍を克明に記したノンフィクション小説・・・タイムリーといってよいのか?~気になったので。
・・・自分はいったいどうしたらよいのか、つまりこのまま意を決してロンドンに残留すべきであるか、それとも、隣近所の人々と同じように、家をたたんでロンドンから逃げ出すべきであるのか・・・私がとくにこのことをくわしくここに書き残すゆえんのものは、後に来る人々が、われわれと同じような災難にぶつかり、同じような選択の必要に迫られるようなことがあった場合、多少なりとも役に立たないものでもあるまいと思うからである。・・・(P.18~19)
本書のペスト禍が蔓延していた当時、著者デフォーは5~6才であったので、後に記録を丹念に再構築した内容だが、デフォー自身も当時を生き延びています。
当時の医学知識では煙で燻したり、香料で悪疫の元をワカラナクする?程度の予防法しか無かった。
あとは、外科的に悪疫が原因の腫物を切開して膿を取り除く・・・。((+_+))
確実な予防は罹患する前に、さっさと遠方へ疎開することだが、罹患していた場合は悪疫を地方へ拡散することになる・・・これは現在でもいわれています。
・・・私はこの疎開の問題について考え込んでいたが、ふと次のような考えが湧き上がってきた。それは、神のお力の導きと許しがなければいかなることも人間には起こりえないとすれば、私の再三再四の蹉跌はけっしてただごとではない、ということだった。それは、私がロンドンから出てゆかないことが結局神の意志であるということを、明らかに示し、告げているのではないか。私はそこで、もし自分が残留することがほんとうに神の意志であるとするならば、必ずや神は、やがて襲い来たるべき死と危険の渦中においても、自分をしっかりとお守りくださるにちがいない。(中略)もしわが身の安全を計るあまり、自分の家を捨てて神の(私はそう信じていた)啓示にさからうようなことがあれば、それはまさしく神から逃げ出すことになるのではないか、たとえどこへ逃げようとも、神はその裁きのみ手をのばし給うて、随時随所において私を捉え給うのではあるまいか。と考えたのであった。・・・(P.23)
信心深くかつポジティブ思考が、悪疫に罹らないための免疫?だったのかも。
罹患せずに生きのびれたことは、ほとんど偶然~幸運の賜物であったとしかいえない。
当時は、罹患した人や家族を家に閉じ込め、24時間体制の監視人(2名)をつけて出歩かせないようにしたようです。
そして隔離された家屋で病人の世話をする、付添婦(感染必至!)がいたという・・・。
また、病死した遺体を埋葬地まで運ぶ役割の運搬人~埋葬人も死と、となり合わせ・・・人権という考えの登場はまだまだ先の話。
このような状況下でもっとも害を被るのは、当時も現在も社会的弱者です。
そんな中でも、食糧・薬品・救援物資・救援金が、市民や内外問わず信仰篤い人々から送られた~とありました。
やがて、一六六六年に起きた大火災でネズミ等の媒介する存在がいなくなり、疫病は終息していったといいます。
しかし、パンデミックと大火のダブル災難とは・・・。
・・・ロンドン疫癘に病みたり、時に一六六五年、鬼籍に入る者その数十万、されど、われ生きながらえてあり。 H.F.・・・
いつかは終息するウイルス禍。
感染拡大時は、ステイ・ホームだが、終息に向かう兆しがみえた時は、互いに協力し合って、さまざまな支援活動を!。
歴史は教えてくれます。