月別アーカイブ: 2020年6月
水無月 晦日 蘇民将来子孫也
2020年6月30日 ブログ
先日、訪れた某飲食店の一皿にあった栞~。
「蘇民将来子孫也」
例によって意味が分からず後に調べてみました・・・。
・・・スサノオノミコト由来で、疫病流行の際「蘇民将来之子孫也」と記した護符は、疫病払いの力があるといいます。
料理を覆う輪は、茅の輪をイメージしているのでしょう。
共に無病息災のシンボル~一つモノ知りになれました。
手洗いとウガイ~社会的距離を保ちながらの会食の方が、個人的には疫病退散、免疫力向上になるかもしれません。
徐々に、外食機会も増えてきつつありますが~油断禁物であります。
来月も用心しながらも「社会活動」?に勤しむ。
ヴィジョンの力
2020年6月28日 ブログ
経営者は、ヴィジョンを描き、語らなければならない~。
おかげさまで、一応は経営者の端くれとして、数年前に描いた当時の「ヴィジョン」は達成できたと思っています。(犠牲になったものもあるが・・・。)
そして現在は、新たな「ヴィジョン」を描いている最中~のつもり。
ここ数日で、次の展望は?将来構想は?ということを、何度か聞かれました。
スロースターターかつ馬力もなく、離陸距離は長く、燃費悪く、航続距離は短く、巡航速度も遅いポンコツなので「ヴィジョン」の具体化には時間がかかります。
コロナ禍で暗い未来が語られることが多くなりました。
こんな時こそ、明るい未来を描いていく必要がある!。
補助金制度
2020年6月22日 ブログ
各省庁~自治体で、いろんな給付金や補助金メニューがあります。
今回のコロナ禍対策で一気に拡大。
しかし~報道されるモノもあれば、こちらから問い合わせしないとワカラナイのもある。
会計事務所や社労士事務所に尋ねると教えてもらえるが、すべてを網羅しているワケではないし、新たな制度もでてきます。
一元管理しているところは無い模様。
厚労省・経産省・農水省等々~各窓口を自ら、こまめに探し当てるしかない。
これは使える!と思ったモノも締め切り過ぎていたり・・・。
昨年の今頃に受給した、耐震対策補助金も探さないとわからなかった。
補助金制度って、探しあてる段階から選別されているのだなぁ~。
インフェルノ・・・
2020年6月18日 ブログ
昨日、記事にした「復活の日」を読み終えた直後に、アマゾンプライムで「インフェルノ」視聴・・・パンデミック未遂モノ。
ラングドン教授が活躍する原作を読んであるので、ストーリーは分かります。
結末が分かっているため~安心できる?から、みたのかも。
舞台となったフィレンツェ~ベネチア~イスタンブールの風景が美しかった・・・。
訪れることが、なかなか難しくなった場所・・・ということもありますね。
既読の感染症小説?では、「破船」吉村昭~が印象に残っていますが~あんまり好きなテーマじゃありません。
暗雲たちこめる海辺が舞台の悲惨な内容・・・ということもある。
現在進行中だけど、将来~コロナ禍をテーマにした、小説も描かれるかもしれません。
どんな結末になるのだろう?。
復活の日
2020年6月17日 ブログ
「復活の日」 小松左京
・・・吹雪のアルプス山中で遭難機が発見された。傍には引き裂かれたジュラルミン製トランクの破片。中には、感染後70時間以内に生体の70%に急性心筋梗塞を引き起こし、残りも全身マヒで死に至らしめるMM菌があった。春になり雪が解け始めると、ヨーロッパを走行中の俳優が心臓麻痺で突然死するなど、各地で奇妙な死亡事故が報告され始める。・・・
初版は、前回の東京オリンピックの年。
後に映画化されたこともあり、なんとなく内容は知っていたつもりでした。
注目される時期・内容から予言の書!・・・話題になっていたので読み始める・・・。
・・・以前に読んだ「ペスト」(デュフォー版)より遥かに衝撃的。
「チベットかぜ」と呼ばれる謎の新型インフルエンザによって、描かれた東京の医療崩壊現場はマサに戦場でした。
治療にあたる医師が、先の戦争での軍医~という本書の時代背景(1960年代後半)がリアリティを増大。
・・・インフルエンザ?-ワクチンがあるじゃないか。××って風邪薬はきくぜ。漢方薬がいいよ。葛根湯、いやみみずのかげ干しを煎じてだね・・・。抗生物質はあまりきかないって話だ。なあに栄養とって、湯タンポいれてねていりゃ、いっぺんに・・・。玉子酒にかぎる・・・。梅干しの黒焼きを焼酎にいれて・・・。入院?大げさね、あんた。-たかがカゼじゃないの!
たかがインフルエンザじゃないか!・・・そのたかがが、どこか心の奥底の方で、まさかにかわりつつあった。人々が、まだ意識に上せていないはるか奥の方で、インフルエンザというシンボルのもつ意味は、徐々にその比重を変えようとしていた。
まさか、インフルエンザなんかで!・・・(P.218)
新型コロナウイルス~という言葉が聞かれ始めた頃~現在に至るまで、一度は話した内容とほぼ一致しているかも・・・。
緊急事態宣言解除から徐々に規制解除に向っていますが、本書を読んで、戦慄してしまった。
これは、50年前の小説ではなく現在のこと。
第2波~3波も含め、確実に将来現れるであろう新型ウイルス対策は必須。
ウイルスはしたたか(本書のモノはウイルス兵器だが)~人間も・・・結末も含め、あくまでもフィクションだと思いたい。